「ほら、あなたの大好きな人が載っているよ」
それは9面の「人・模・様」というコナー
「高みを目指した山人生100歳」と題されてリカルド・カシンの近況が記されていた。
私がグランドジョラス北壁ウォーカーバットレス(ウォーカー側稜)を登った1988年はリカルド・カシンによる初登攀50年の節目の年だった。
その年には次のような噂がまことしやかに語られていた。
「リカルド・カシンが初登攀50年を記念して再びウォーカーバットレスを登りに来る」というものだった。
実際にはカシンは登りに来なかったけれども、そんな噂がたつほど後期高齢者カシンは現役のクライマーであったということだ。
足元にも及ばないが、そんなカシンに私は憧れる。
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