2023年4月26日水曜日

大島亮吉の三頭山


とある縁があって、来月5月14日に晴れていれば三頭山に登ることになった
大島亮吉の紀行の中に三頭山の記録があって、昔から気になってはいたが登る機会を逸していた山でもある
それで本棚から「大島亮吉全集」を引っ張り出し老眼鏡を通して「三頭山」の記録を読み直してみた

19歳になったばかりの大島亮吉が三頭山に登ったのは大正7年(1918年)9月5日から6日のことですでに100年以上前のことだ
一ノ倉沢などの谷川岳東面の岩場を世に紹介した大島は、この9年後 28歳という若さで積雪期前穂高岳北尾根に逝った

2023年4月23日日曜日

寒い三ツ峠で


この土日は都岳連ガイド養成レスキュートレーニングでした
総勢19名で三ツ峠四季楽園へ押しかけました
天気予報では晴れ間ものぞくということでしたが、実際には雲に覆われ強い寒気が入り込んで震え上がるような二日間でした
初日の講習がほぼ終了しかけた頃でした
年配の男性が私たちに助けを求めてきました
宮崎さんに講習会のまとめをお願いして、素直ガイドと私の二人で現場へ向かいました
16時31分天上山へ向かう登山道の1627m地点に座り込んでいました 何とか歩けそうな状態だったので素直ガイドがショートロープでビレイしながら登っていきました ショートロープのビレイは要救助者に大きな安心感を与えるようで少しづつ元気を取り戻してくれました
救助を求めてきた二人の事情が推察され私は歩きながら泣けてきました
四季楽園の18時からの夕食には十分に間に合いました
おかあちゃんが「賀来さん、ワインを用意しているよ」と気遣ってくれましたがアルコールをやめているので気持ちだけありがたくいただきました

2023年4月16日日曜日

雪上歩行トレーニング


4月15日~16日と都岳連バリエーションスクール実技2で谷川岳に行って来ました
目的は「残雪期北穂高岳を登る為に必要な雪上に関連する技術の習得」
あいにく二日間とも雨でした
以前にも同じようなことを書いた覚えがありますけれど雪上歩行トレーニングは雪面が固くないとトレーニングになりません
ですから雪が固くなるこの時期まで待ってから行うようにしていますが、今年は特に雪解けが早く気を揉みました
冬山に関しては日大山岳部ヘッドコーチである素直ガイドの独壇場です 現役時代から卒業後も日大山岳部の指導を続け10年以上の指導キャリアを持っています
ですから教え方も上手い
15日はフィックスロープの通過とコンティニュアス
夜は大型スクリーンとプロジェクタを持ち込んで座学
16日は天神平まで上がり雪上歩行

2023年4月9日日曜日

聖歌「復活の続唱」と孫たちの「イースター・エッグ探し」

カトリック西千葉教会で配られたイースター・エッグ
ほんの少し前から中身が変更されてチョコレート菓子になりました

今日は復活祭(イースター)
カトリック西千葉教会の「復活の主日」ミサも多くの人々が集まってキリストの復活を祝いました

話が少々脱線してしまいますが米国商業資本(コカ・コーラ、ディズニーなど)に踊らされたような日本のクリスマスにはうんざりです

さて、復活祭のミサ
聖歌「復活の続唱」は復活祭の期間だけに歌われるもので、旋律も覚えにくいものです
父が亡くなってからの数年間の悲しみを癒してくれたのはカトリック聖歌で、通勤途上でも、山の行き帰りの車の中でも聖歌を聴き続けていました
「復活の続唱」とヘルマンブールがチョゴリザに消えた日でもある「聖霊降臨祭」に歌われる「聖霊の続唱」はそんな体験でもなければとても覚えられるメロディーではないように思います
ご参考までに聖イグナチオ教会聖歌隊による「復活の続唱」を紹介しておきます

聖イグナチオ教会聖歌隊の「復活の続唱」

9時半のミサに与ってから奉仕活動をしましたが、ゆかりの人たちと再会することができました
教会の庭で行われた復活祭のパーティーは四年ぶりのものでした

2023年4月6日木曜日

松永敏郎さんを偲んで思う「スタンディングアックスビレイ」

松永敏郎さんの名著「空にただよう峰」より

国立登山研修所の設立に尽力した松永敏郎さんが現在のスタンディングアックスビレイの原型を岩と雪28号に発表してから51年が経過しました

私は松永さんに師事するような気持で1989年から数年間「日山協(現JMSCA)」指導常任委員を務めたことがあり、その中でスタンディングアックスビレイの研修会を幾度か実施しました
スタンディングアックスビレイはやわらかい雪で、しかも支点となりうる岩・灌木・氷がない時に使用するものです
技術的要点は確保者が受ける荷重をアックスのシャフトが雪面に突き刺さる方向に荷重転換させるという力学的な考え方にあります
従って下方向に引かれる場合には有効ですが、上方向に引かれる場合には力学的に破綻します
このため岩・氷・灌木など「より強固な支点」を得ることができるのであれば、それらを使用することを強く推奨しています

2023年4月2日日曜日

懸垂下降で鷹取山


天候の急変など何らかのトラブルに見舞われ、窮地に追い込まれたときに脱出するための技術は、登る技術よりもむしろ重要です 登ることができても脱出することができないのではお話になりません
昨年12月に都岳連遭難対策委員会が長野県警の岸本さんをお招きして講演してもらった時に教えてくれた八ヶ岳大同心の遭難は正にこれです リーダーがロープの登り返し技術を持っていないのであれば懸垂下降をしてはいけません

さて、今日はその脱出技術の一つである懸垂下降の実践トレーニングということで鷹取山へ行って来ました

それでは今日一日を振り返ってみましょう