まるで事前のシナリオがあったかのようなドラマチックな山行でした
この山行は都岳連プロガイド養成委員会主催のハイマウンテンスクールの春山編として企画したもので、三か月間にわたるトレーニングを経て迎えた最終ゴール「残雪の北穂高」へ向かう計画です
まず、苦戦したのがガイドの確保でした
この季節の登下降は北穂沢になります
素直ガイドがヘッドコーチをしている日大山岳部員は北穂沢を走るようにして30分で涸沢迄下降するといいますが、一般的な登山者を引率する場合はショートロープでガイドレシオ3以下が無難でしょう
参加者は8名ですから素直ガイドと私の2名しかいませんのでもう一人必要です
心当たりのあるガイドに個別に打診しましたがNG
困り果てて都岳連ガイド向けの一斉同報用メーリングリストで「ヘルプ!」を送信したのが5月20日深夜でした 翌5月21日は小川山でガイド審査でしたから4時前に自宅を出発し双葉SAを過ぎる頃に青森にいる西川敏正ガイドから「お手伝い出来ますよ」との返信が入りました 安堵しました 首の皮一枚でつながった・・・という感じでした
5月26日
素直ガイドの運転で沢渡へ向かいました
集合場所は沢渡の宿 すでに西川さんは到着していてくつろいでいました