2017年6月30日金曜日

最終日はイタリアでスポーツクライミング


相変わらずモンブラン山群の悪天候サイクルは続いている
当初の予定ではイタリア側のアントレーブに近いロングルートが計画されていた
出発時点ではてっきりアントレーブへ行くと思っていたがモンブラントンネルを通過してもブルーノ教官の車は時速120kmでそのまま直進していく
どうやらイタリア側とはいえモンブラン山群から相当離れないと天候は芳しいものではないらしい
クールマイユールを過ぎてアオスタの谷を下ること数十キロ
小さな田舎町に到着した
周辺は岩場だらけ

2017年6月29日木曜日

ENSA入学試験、フレンチテクニック、インドアクライミング、ディナー


今日は盛りだくさんの日だ
まず、ENSAの入学試験をアルジャンチエール氷河で見学させてもらうことになった
入学試験はいくつかの段階があって、今回は氷河上でのフレンチテクニックの試験
ガイドにとってフレンチテクニックは極めて重要だということは、今回のENSAガイドトレーニングで思い知らされているので、非常に楽しみだし、ENSA入学者のレベルを知る機会にもなる
ロープウエイの終点から歩くこと一時間で試験会場に到着した
会場はアルジャンチエール氷河の氷河上に設定されており、要所に審査員が配置されている

2017年6月28日水曜日

岩の聖堂に登る


ブルーノ教官は8時に迎えに来てくれることになっていたが、どこへ行くかは未定だった
8時にやってきて「今日はシャペル・ド・ラ・グリエールへ行こう」という
先週23日金曜日にクロシュ針峰を登った際に確認していた針峰で、山頂部がちょうど教会の聖堂のような形をしており、鐘楼部分がピークになっている
また隣には人気ルートの一つであるランデックス針峰がある
ブルーノ教官は「嵐がやってくるから、その前に登り切りたい 急いで支度をしてくれ」と私たちをせかす
アックスもクランポンも不要だという
なかなか天気も良く、すぐに天候が悪化するようには感じられないが、ブルーノがいうのだから本当なのだろう
プラからフレジェールまでロープウェイで上がり、さらに6人乗りの大型リフトを乗り継いだ

2017年6月27日火曜日

研修の山場「暗闇の中をプラン針峰へ」


主にフェイスブックの日本アルパインガイド協会のページに記述しているので本ブログでは25日のミサの後にミディへ登ったところまで記述した
26日月曜日にENSAガイド研修の後半がスタートした
後半のスタートはバレー・ブランシュで氷河のクレバスに転落したクライアントを救出するトレーニングから始まった
19日にもメールドグラスでクレバスレスキューのトレーニングを行っているが、この時には自己脱出とプーリーシステムの再確認にとどまっていた クレバスレスキューで最も難しいのはクレバスに転落したクライアントに引きずり込まれないことにある もし引きずり込まれなければ、半ば成功したも同様である
後は加重を支えながら引き上げの為の支点を構築する 山本ガイドと私が交互にクライアント役とガイド役を交代し、クライアント役がクレバスに飛び込み、ガイド役がそれを止めて、引き上げる

2017年6月25日日曜日

コスミック山稜のクライマーを写す

ミサが終わってから、UCPAへ戻って昼食をとり、13時からミディへ向かった
明日からENSAガイド研修の後半が始まるので、少しでもコンディションを整えたいからだ
山頂駅の階段で今日も一段飛ばしの階段ダッシュや懸垂を行う
まだまだ不十分だ
休憩時間にコスミック山稜を見ているとクライマーが登ってきた
終了点に立って自撮りをした瞬間を捉えた

聖ミシェル教会


年間第12主日のミサ

2017年6月24日土曜日

休息日


精根尽き果てるまで頑張った五日間が終わって、休息日の土日を迎えた
今日午前中にミディを往復した
今回の渡欧後、四回目のミディだが階段の一段飛ばしのダッシュをすると息があがってしまう
昼過ぎにUCPAに戻り、昼食
食後、一人で五回目のミディを往復

八日目の私の風貌

昨日、齋藤ガイド邸での私です
齋藤ガイドがビールを冷やしておいてくれました
宿泊所のUCPAの部屋には冷蔵庫がないので冷たいビールは嬉しいおもてなしでした

2017年6月23日金曜日

研修五日目

昨日までのハードワークで深い疲労感が抜けないが、高度順化は多少進んだようで徐々に体が慣れてきたことが実感されるようになった
モンブラン山群の天候は下り坂のようで雲の多い夜明けとなった
相変わらずの高温のなかをブルーノ教官の車でプラのロープウエイ駅からフレジェールへ向かった
フレジェールで6人用リフトへ乗り継いで出発地点アンデックスに到着
ここからクロシュ針峰の取り付きまでは1時間とブルーノ教官は言う
感じとしては涸沢から北穂山頂までの距離感に近く雪渓を横断しながらひたすら登り続ける

本日の研修スタート

五日目のガイド研修か始まります

2017年6月22日木曜日

研修三日目、四日目


21日から22日にかけて一泊二日の研修だった
研修場所はトゥール氷河とトリエント氷河そしてドーレ針峰である
21日
朝、昨日と同じように5時過ぎに一人で散歩に出た
お目当てはプラの御聖堂から見上げるドリュである
砂田や岩崎と訪れたし、母や妻とも訪れた ENSA前の広場ではスポーツクライミングのコンペ用壁が設置されていた
6時40分にUCPA帰着
8時30分ブルーノ教官がUCPAへ迎えに来てくれた

2017年6月21日水曜日

アプローチ

キツイ

コスミックバットレス レビュファルート

朝の散歩を終えて朝食をとってまもなくENSAブルーノ教官がやってきた
昨日打ち合わせの通り、コスミックバットレスレビュファルートを登ることになった
このルートは終了点でコスミック山稜の核心部へと合流するルートでモンブラン山群特選100コースでは簡単なルートとして紹介されているが、現在ではオールフリーの難しく素晴らしいルートだとブルーノ教官は言う
ミディ山頂駅から雪稜を下り、ミディ南壁の下を通過してコスミック小屋の手前からコスミックバットレスの取付きへと雪壁をトラバース
すでに先行パーティーがいる

2017年6月20日火曜日

そろそろ出発

多少雲があるが今日も暑い

シャモニの朝を散歩した


今日は少し雲の多い朝を迎えた
5時過ぎにUCPAを出て散歩した
懐かしいホテルや街角・・・
今日はクライミングのガイド研修の予定
8時になったらENSAブルーノ教官が迎えに来る

ENSAガイド研修スタート

いよいよENSAガイド研修初日
6時半から朝食でバイキング形式である
面白いのは昼食を自分でサンドイッチなどにして用意することを前提にして準備されているということだった
フランスパンを三分の一に切って、ハムやピクルスなどでサンドイッチを作った
それからタッパーにサラダを少々
食後はSIMの交換を行った
UCPAのWiFi環境の悪さには閉口していたので、ついにSIMの交換を思い立ったのである
3か月3GのSIMでアメリカでも使えるので、9月のヨセミテでも継続してこのSIMを使う予定である
マニュアル通りに設定してOK
すぐにつながった
音声通話はできないタイプだが、Lineの通話があるので全く問題ない むしろ音質は通常より良いほどだ
これが2,980円なので満足感は高い
そうこうしていると齋藤ガイドがお見えになって、しばらくしてからENSAのブルーノ教官がやってきた3年ぶりの再会に固い握手
さっそくミーテングが行われこれから二週間のガイド研修の大枠が決められた
私のリクエストは「クライミングルートにおけるガイドテクニックの研修」

2017年6月18日日曜日

齋藤ガイド邸からUCPAへ


今日も快晴
ルマンで自動車競走をしているとのことで、誰もがテレビを見ている
午前中に齋藤ガイド邸からUCPAへ移動した
齋藤ガイドに送ってもらった
ブルーノ教官が「AGS-J Katsuno」の名義で予約しておいてくれていたが、細かい手続きは齋藤ガイドに賄っていただいた
チェックインは12時にならないとできないとのことで、それまで山本ガイドとシャモニの町を歩いた
いの一番に墓地を訪れ、リオネルテレイの墓に今回のガイド研修ぼ無事を祈った

シャモニ二日目


齋藤ガイド邸での二日目
ぐっすり眠って時差ボケもかなり改善したように思いました
今日は定番のスネルスポーツで装備の買い出しをしてから高度順化の予定です
元々、装備をもっていかずシャモニで購入する予定でした
本日買い求めたギア類は以下の物です
60mハーフロープ1本
アックス2本
ハーネス
ゲイター
サングラス

2017年6月11日日曜日

いつくしむように登った印西壁の夜

指先からつま先まで身体張力全開の右壁オレンジ四角の核心部ムーブ

午前中は母とカトリック西千葉教会のミサに与った
今日は三位一体の主日である
教会からの帰りにシュラフを買い求めた モンベルのダウンハガー800 #5 二万円ほどもした
帰宅してからはヨーロッパの準備で忙しかった
これまで四回ほどのヨーロッパではクライミング用の装備の大半をもって行かず、現地で購入している

Geographica海外でも使える・・・凄いなぁ

OpenTopoMap

今日は出発の準備の一つとしてGeographicaを操作した
Geographicaが国外でも使えるらしいことは開発者の松本さんがモンブランでテストしたということを記述していた
だが、実際にどうするのかは理解していなかった
そこで、今日やってみた
海外の地図は次の三つを試してみた
OpenStreetMap
OpenCycleMap
OpenTopoMap

2017年6月10日土曜日

苦しかった日々を思い出す


二か月に一度、企業年金が振り込まれる
今日、その通知書が届いた
私は千葉県のフリークライミングのコンペの下地が一段落した頃から日山協の常任委員からも身を引いてしばらく仕事に没頭したことがある
現在では決して許されないことだが当時は月あたりの時間外労働が300時間を超える日々を過ごしていた

NORTH PINES予約完了


CAMP4で過ごす予定だが、現場で朝6時前から並ばないとサイトを確保できない
サンフランシスコ空港でレンタカーを借りマリポサ経由で340kmを走って現地到着は夕方になるので初日の宿泊場所としてオートキャンプ場の予約をしたいと思っていた
2010年に長女と次女の三人で行ったときには「UPPER PINES」が三泊とれて快適な数日を過ごすことができたが、ヨセミテバレー内の三つのオートキャンプ場はいつも満員でなかなか予約が取れないし、ましてや連泊の予約は至難の業だと思う

2017年6月8日木曜日

今夜は印西市フリークライミング協会の練習日でした


今日は時折雨が降るかもしれないという天気予報だった
出勤時は涼しくて足早に歩くことができた
帰宅時も気温は低かったが湿度が高いようで汗ばみ、下着がべとつくような感じがあった
今年最後になると思われるソメイヨシノのサクランボをつまんで食べながらJR幕張駅へと急いだ
帰宅して軽い夕食を摂り終った頃に息子が大学から戻ってきた
妻は三日連続の印西はとても無理・・・ということでお留守番
18時過ぎに息子の運転で印西へと向かった
山口先輩と森川さんがいなかったのはさみしかったが、岩崎も砂田もいて楽しい一夜だった

2017年6月7日水曜日

楽しい印西の夜


今日は曇り空で涼しかった
通勤でも汗ばむことはなかった
四街道駅7時15分発の電車に乗りオフィスには8時12分に入った
昼休みにAEON幕張の書店へ行って「Rock&Snow」を探したがなかった
月初定例の前月末フォローが少々あったものの、大きな事件もなく平穏に終業時刻をむかえることができた
足早にJR幕張駅へと急ぎ電車に飛び乗って、千葉駅ビルのくまざわ書店に立ち寄ったが、この店にも「Rock&Snow」はなかった
17時前に自宅に帰着

2017年6月6日火曜日

右壁オレンジ四角の息子のRP動画と私の一部始終


今日は通勤途上も涼しかった
職場まで片道3.5kmを汗ばむことなく歩くことができた
JR幕張駅からオフィスまでの間には桜並木があって、それに桜の実が熟す季節になった
その実をつまんで口に運ぶのも楽しみの一つだ
甘酸っぱさの中にほのかに感じる渋みがなんとも言えない
今日は印西壁の個人利用を予定していてチーム印西のメンバーにネット上の掲示板で呼びかけをしていた
息子と私は17時に帰宅し、妻は17時半に帰宅
大忙しで支度をして印西へ向かった
印西壁のチェックインは18時24分

2017年6月4日日曜日

ENSA研修の準備をしつつ夕方から印西壁へ


今日は朝から真夏の太陽が照り付けているが、空気が乾燥しているので爽やかでリゾートにでもいるようだった
ENSA研修への出発は6/15
もう来週に迫っているのでその準備に大わらわである
前半の3週間はシャモニ在住の齋藤ガイドのお世話になりつつENSA教官ブルーノ・シューザックにしごかれる 猛烈に厳しい研修になることが想定されるが、あくまでもガイド研修なので一定の安全性は保たれている
自己責任となるのは後半の10日間である
というのも山本ガイドとプライベートで登ろうという魂胆で、それについてはドキドキである
一方で息子は9月のヨセミテに照準を合わせてキャンパスボードの施工に一日中取り組んでいる ヨセミテでのリードは息子に任せることになるだろう
夕方、そんな息子を残し妻と印西へ向かった

2017年6月3日土曜日

成長が著しい幸子さん 私もRP


この週末は家族三人で富士山に登って山頂でビバークする計画だった
その準備は大方完了しており、帰宅してみると息子のICI石井の巨大なガッシャーがリビングにあった だが、ヤマテンはこの週末の富士山は晴れるが風速18m~20m、氷点下10度と予報していた 富士登山には論外の気象条件なので、今回は見合わせた方が良いなと思っていたら、息子も今回は中止にした方が良いと言う
で、中止に決定
さっそく、岩崎と砂田に連絡して富士登山の中止を告げ、代わって土日は印西壁へ行きたいので、その段取りをお願いした
そして今日、午前中は庭と隣接する草地の草刈りに汗を流した
今日の印西壁練習会は13時から17時になっているので12時過ぎに息子の運転で妻も一緒に自宅を出た

2017年6月1日木曜日

Let's Go Climbing!


出勤時には霧雨があったが、それはごく小さなもので傘をさすほどでもなかった
だが、蒸し暑かった
オフィスにたどり着くと下着が汗で濡れていた
昼食はいつもの通り社員食堂のメニュー
仕事上での大きなトラブルもなく終業時刻をむかえた
16時50分に帰宅すると、すでに息子もいてお互い軽い夕食を摂った
妻は17時40分に帰宅
妻は三日連続の印西はとても耐えられないということでお留守番となり、17時55分に印西へ向かって息子の運転で出発した