2013年1月27日日曜日

山の友人からの贈り物


先週のことだった
出張から帰ってくると小包が届いていた

差出人をみると古い山の友人からのものだった

小包を開けてみるとおおきな岩魚の燻製が10匹ほども入っていた
同封された書面には、昔共に登った山の思い出がしたためられ「渓流つりの成果を燻製にしたので送る」とあった。

送り主である鴻森さんと知り合ったのは1980年あるいは1981年ではなかったかと記憶する

職場を通じての出会いではあったが、お互い「山が命」というような、ごまかしのない真摯な山好きだったので、まもなく心の通じ合う仲となった。
もちろん、人それぞれで志向は異なっていた。私は岩壁登攀がメインであったが、一方の鴻森さんは今で言うところのアウトドアライフの達人であった。

7aHCで歩いた水仙ロード



職場の親睦サークルである7aハイキングクラブの定例山行
今回は新しいメンバー6名を加えて13名で鋸南町を訪れた

私は昨年4月にグループ会社へ出向
何かにつけて勝手のわからぬ新しい職場で、暖かく迎えてくれた優しいひとたち
私は程なく仲間として溶け込むことが出来た

その仲間を誘ってのハイキング
陽だまりハイキングをゆったりと楽しんで、鍋焼きうどんであたたまろうといいう計画

いつも思うことだが、計画をたてていること自体が楽しい
参加者の顔を思い浮かべながら地域を選び、コースを組み立て、そして季節に応じて昼食のメニューを考える。
夏の盛りであれば冷たい源流の湧水にさらしたざる蕎麦は最高のご馳走だ。
秋であれば持参のお弁当に暖かいトン汁がいいかもしれない
春なら歩きながら摘んだ山菜をその場で調理できれば最高だろう
そして冬ならやはり鍋焼きうどんかな

2013年1月14日月曜日

私は哭いた


今日は大雪でどこへも行けなかった。こんな大雪の日にはむしろ房総や筑波の山へ行くと、非日常の世界を堪能できるのだが・・・

さて昨日は母とミサに与った
穏やかな日曜日で庭には蝋梅がかぐわしく、悪天候が翌日にせまっているということがうそのようであった。
ミサの始まる20分前に教会へ到着し、余裕を持って着席した。いつもこうありたいものだ。

やがて里野さんの旦那さんがやってきて私の隣に座った
それからシスターが小学生の女の子を二人連れてきて、私と里野さんの間に座らせた
里野さんが典礼聖歌のページを二人の可愛らしい女の子に教えるなどして面倒を見ていた

ミサの中で小林神父に紹介された新成人に対して拍手をする場面があった。里野さんの旦那さんと私の間に座っていた女の子が天真爛漫といった様子で大きな拍手をした
私はとても嬉しくなって女の子を見た
その無邪気な可愛らしさはまるで「アルプスの少女ハイジ」のようだった
私は思わずにっこりしてしまった。

ミサが終わって、信徒会館での用事を済ませてホールへ行くと里野さんの奥さんと母が話していた。

2013年1月6日日曜日

雲取山日帰り




昨日、妻と雲取山を登ってきた

標高540mの鴨沢バス停から雲取山2017mを往復すると標高差1477mとなる
2011年の1月に同じように往復しているが、このときは標高730mの小袖乗越の駐車スペースからの往復だったので標高差は1287m

鴨沢バス停と小袖乗越
標高にしてたった190mの差に過ぎないが、鴨沢バス停からの往復は小袖乗越からのそれに比べると、かなりきついと感じた。もっとも体力が衰えているだけの話なのかもしれない。

2013年1月4日金曜日

大荒れの正月登山「八ヶ岳 地蔵尾根」



二十歳の頃に買ったLPレコード荒井由美のアルバム「ユーミン・ブランド」に12月の雨という曲がある
ベッドの中で雨音を聞くときの気分は、もしそれが休養日だったらまんざらでもない。
山の中でも、小梨平や廻目平のような快適なベースキャンプで聞くテントをたたく雨音も同様だ
雪の日に掘りごたつの中に入って、窓から雪を眺めるのも幸せだ。
外が荒れていれば荒れているほど、自らの現在の境遇との乖離の幅が大きくなる。その乖離感が幸福感をさらに増幅していく。つまり安全・快適な環境下であれば、気象条件が過酷であればあるほど幸福感が高まるということになろうか。 

想定しうる最も過酷な気象条件の一つに、冬期の森林限界を越えた高所というものがあろう。
そんな高所で冬期営業をしている山小屋というものがあるのだろうか。私の知るところ、いずれも年末年始の期間限定営業ではあるが、そんな小屋が三軒ある。