「ラマ」よりのぞむ独標直登ルート取付点
台風の影響による二度の延期を経て昨日10月30日、ようやくヘリコプター捜索を実施することができた。
延期されたことにより、いささかなりとも準備ができたという意味では貴重な時間を天は私たちに与えてくれたとも考えられる
初動捜索を除いて、なんの準備もないヘリコプター捜索は結果として物見遊山となんら変わらないものに終わってしまう可能性が高いであろうことは容易に想像がつく
発見できるに越したことはないけれど、たとえ発見できなかったとしても、捜索完了地域を明確にすることによって、捜索範囲が次第に絞り込まれていかなければ、何の意味もない。
今までの報告と重複するが主な手順をあらためて列挙しておきたい。
1.捜索用リファレンスマップの作成
2.転落方向の想定
3.発見難易度評価
4.上記2と3に基づく捜索計画の立案とリファレンスマップへの反映
5.捜索計画に基づく.望遠鏡による現地調査
6.捜索計画に基づく懸垂下降等を含む実地踏査
7.上記5と6を踏まえて捜索計画の見直しを実施
8.以降4から7の繰り返し
9.立体模型の作成とヘリ捜索シミュレーション
以上のうち2から8を実行する為に延べ150名を越えるメンバーが現地へはいり、おそらく今年最後の現地捜索活動となるヘリコプター捜索が10月30日、長野県警察松本警察署地域課救助係の御支援を受けて東邦航空の「ラマ」(アエロスパシアル式SA315BアルウエットⅢ)を使用して行われた
概要は添付の動画を参照願いたい
GPSがとらえた「ラマ」の航跡をカシミール3Dで再現
動画をご覧いただいた通り、残念ながら捜索活動は来年へと持ち越しとなった
第三回遭難対策会議は11月16日に筑波山の麓において開催の予定である
皆で来年の雪解けまでの間にできることをしっかりと見極め、気を緩めることなく来期の捜索をむかえたい
また、当日使用していたザックが判明した。オスプレーのスウィッチ2006年モデルの赤
サイズは18または14
すでに明らかになっているヘルメットはCAMP社製スターテックの赤
ヘルメットの左後部に「K.Dobashi」のイニシャルあり
併せて情報公開したい
ヘルメット CAMP スターテック 赤
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