2010年1月14日木曜日

10年たってから思い返す「今日は何の日」



早朝、職場の椅子に腰掛けてお茶を飲みながらラジオを聴いていると「今日は何の日」といくつかの記憶されるべき過去の1月14日のことが語られはじめた。
タローとジロー再会の日という。番組では語られなかったがネットで検索してみると今日は三島由紀夫の誕生日でもあるようだ。

今日は取引先へ赴き、そこの売店で万年筆を買い求めた。
二年ほど前に同じ売店で腕時計を買ったこともある。そのとき買った腕時計は息子素直に持っていかれてしまった。
父の面影を求めて買った海軍航空隊の腕時計の復刻版だったから素直が使ってくれるのは、ある意味本望かもしれない。

夕方になって、職場のSさんの通夜に行った。ここ数年来のSさんの闘病生活についてはここで触れるわけにはいかないが、残された二人のお嬢さんと我が家の子供たちとはほぼ同年齢である。
姿がダブって感じられ、胸に詰まるものがあった。

現役社員の逝去ということで、多くの職場のOB、販売、工場、開発などのメンバーが通夜に集まった。その中に80歳近いOBのFさんの姿があった。Sさんは50半ばだからFさんは30年以上前のSさんの新入社員時代を知っている。
棺を開けてもらって祈るFさんの姿が目に焼きついて離れない。

もし妻と私が死んだなら残された敦子・朋子・素直は通夜の席でどう振舞うのだろうか。

敦子と朋子は泣き腫らして真っ赤な目をしていることだろう。Sさんの二人のお嬢さんは目を真っ赤にしていた。

人間は自らが大病したり、身近な人の訃報に接しない限り、生きていることに対して実感や感謝の気持ちを抱くことはできない。
つくづくそう思う。

明日は告別式。