2014年10月21日火曜日

空中でのガイディングレスキュー





日本アルパインガイド協会(AGS-J)のレスキューマスター資格を持つ大竹さんが、上級レベルのガイディングレスキュー技術を教えてくれるという。
しかも夜勤明けで明日も出勤だというから、まったく頭が下がる。

AGS-Jのレスキューはそもそもガイドが使うもので、
「ガイドはルートを登れる技量をもっているだけでは不十分で、何らかのトラブルで進退窮まったクライアントを安全圏まで退避させる技術を持っていてこそ、初めてガイディングができる」という考え方に基づいている。

ここ数か月ガイディングレスキューを教えてもらっているが、たとえオーバーハングであっても壁に足を接触させることができると体勢が安定し無理のない動作が可能になるので、落ち着いて取り組めばさほど難しい技術ではない。
ところが、壁に足先を接触できない完全な宙吊り状態では体が回転するなど体勢は不安定で、体を引き起こすための身体張力によって体力はどんどん消耗していく。
消耗していく体力はじっくり考える時間的猶予を与えてくれず、頭の中が整理されていない私は、空中でしばしば手順が混乱してしまう。

10月18日土曜日
朝8時に駐車場に集合して9時半からアパッチハングにロープを垂らして夕方まで
ほぼ毎日クライミングをしている私だが疲労困憊したというのが正直なところで、この三日間はクライミングを控えたにもかかわらずその疲労が抜けることはなかった。

私のガイディングレスキュー技量はまだまだ不十分で、大竹さんは来週26日と再来週11月3日にも特訓してくれるという。
ありがたい話だ。私はなんという幸せ者であろうか。


当日は偶然にも多くのAGS-J関係者が三ツ峠を訪れていた。勝野さん、松元さん、福原さんご夫妻、大西さん、柳瀬さん、桜井さん、中野さん、国分さん、阿部さん、村上さん、秋山さん、山根さん、瀬戸さん、千石さん、日高さん・・・
大竹さんと私は日帰りだが、あとのメンバーは四季楽園泊まりとのことで楽しそうだった。
大竹さんが最初にデモンストレーションをしてくれる
この段階ではハングにつま先が接触しているので、体勢を維持しやすいが、あと50cmも下降すると完全な空中となる


来週26日に再び大竹さんに教えてもらう時に「先週やったことは忘れてしまいました」では申し訳ないので、翌、日曜日は自宅の庭のけや木に70kgの砂袋をぶら下げて反復練習して体に覚えこませた
ただし完全な空中環境を作り出すことはできなかった。