中津の「宝来軒」というラーメン屋に出会ったのは大学生の頃だったように思う
こんな美味いラーメンは他にはないと思い、毎日昼食には湯屋から自転車で日ノ出町にある「宝来軒」へ通って食べた
その後、宝来軒はチェーン店化し、お家騒動で紛糾したりして、味ががた落ちとなった
賀来のバイパス沿いに宝来軒の支店が出来たので、帰省のたびに食べているが、昔の宝来軒を知っている私には不味いと感じられる
午後から伯母の嫁ぎ先である小袋へ行った
数ある親戚のなかでも私にとって小袋は特別な存在だ
小さい頃から入り浸りだった
従姉妹のフミちゃんが中津南高校からの帰り道に賀来までやってきて幼い私を小袋へ連れて行く
大分交通耶馬溪線の真坂駅から坂を下りると遠くにお城のような石垣と白壁が見える
神社を右に見ながらたどる畦道には初夏頃に蛍が乱舞していた
小袋の墓に参った
小袋家単体の墓地である
維持管理の苦労がしのばれるが掃除が行き届いている
古い一人墓には
「院殿」あるいは従五位などと刻まれ小袋がいかなる家であるかを物語っている
湯屋と同じように宇佐神宮との関係が深く、法事には名刹「羅漢寺」の和尚さんがやってくる
夕方になって、小袋の従姉妹夫妻と湯屋で夕食を共にした
フミちゃんは料理が上手でふきのとうの天麩羅を手製の柚子胡椒でいただいた
0 件のコメント:
コメントを投稿