2020年3月24日火曜日

八ヶ岳阿弥陀岳南稜


息子にアシストしてもらい平日に阿弥陀岳南稜を企画し行ってきました
通常、八ヶ岳の冬期山行は赤岳鉱泉/行者小屋をベースにしたものがほとんどで、各人の軽量化にそれほど神経質になる必要はありません
ところが、テントを担いでの縦走形式となると、すべての装備を自分たちで担がなければならないので簡単ではありません
そういった意味で、衣食住のすべての装備について軽量化を真剣に吟味しなければならない冬期幕営縦走はとてもハードルの高いものといえるかもしれません
ですから、何が必要で何が不要なのか?あるいは軽量化の視覚化を計画書の中に反映して、参加者にそれらを自覚してもらうことが第一歩になります
具体的には、個人装備の詳細を装備表の中に明記し、それぞれの装備を実際にグラム単位で実測して記載しました 計測単位をkgではなくg単位で計画立案するということは軽量化のポイントになります

たとえばザックや登山靴などすべての個人装備の合計は14,072gに収まるようになっていました これに共同装備の分担が各人2,792gから3,531gあるので合計では最大で17,603gです
一方で、登山靴やハーネスなど着用する装備が合計で7,655gあるので実際に背負うザックの重量は共同装備を除いて6,417gとなり、共同装備を含めても9,948gとなる設計でした
さて、これらの事柄を参加者がそれぞれ理解して装備の準備をしてくれていればノウハウとして学習されることになるでしょう

朝、6時半に八重洲集合
9時15分に舟山十字路に到着
9時35分出発
14時38分青ナギ到着 設営
息子の指導でテントを設営し、水つくりや料理を行いました

翌朝-20℃
ダンロップV6は抜群の保温力でテントの中は快適でした
未明に降雪があり寒波流入があったので6時まで様子を見ました
気温は-20℃を下回り、稜線には激しく雪煙があがっている状況です
風速15m前後と推測
稜線の気温は-23℃と見積もられ、風の影響による体感温度は-38℃と予測されました
参加者の凍傷が懸念されるため退却を決定しました

9時までゆっくりして9時30分下降開始
12時16分に舟山十字路帰着

息子が2015年2月に11日間をかけて蓼科山から編笠山までの八ヶ岳全山縦走を行ったときに、小淵沢へ下山してきて立ち寄ったジンギスカンの「かつみ食堂」
今日は平日なので「かつみ食堂」へ行くチャンスだったが次の機会にしよう
※かつみ食堂は日曜定休です






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