2020年5月13日水曜日

13kmウォーキング 夏は来ぬ


幸子さんと今週の日程の相談をしました
  • 孫に会いに行く日
  • ウォーキングをする日

で、孫は土曜日に行くことにして、ウォーキングは今日ということになりました
いつもと同じコースでは面白くないので、今日は私が高校生の頃にトレーニングに使っていたコースの一部を歩いてみようということになりました
1971年、このコースを大木さんや岩崎、砂田と走っていたのです
8時頃に船戸大橋のたもとに車を止めて、まずは飯野橋へ向かいました
風は涼やかですが日差しが強く木陰を縫うようにして歩いていきます
遊歩道には卯の花が咲いています
そろそろ蛍が飛び交う季節です
とても良い気分で童謡「夏は来ぬ」を口ずさみながら歩いていきました


「夏は来ぬ」は祖母が大好きだった歌で日本の初夏の美しい風景が描写されていて、幼いころの思い出がよみがえってきます

大分県の下毛郡三光村(現在は中津市三光)というところに小袋という小さな集落があります
小袋に住む当時高校生だった従妹のフミちゃんとアツコちゃんが学校の帰りがけに中津市大畑村賀来にある私の実家に立ち寄って、私を抱きかかえて小袋に連れて行っていました
当時の私は、現在の私の孫と同じで可愛らしさにあふれていたのでしょう
そのようにして小袋で数日間を過ごすのです
日曜日にフミちゃんが賀来へ送りとどけると、フミちゃんにまたついていきたいと泣いたと母から聞きました

当時は耶馬渓線という大分交通の私鉄が中津から日田に近い守実というところまでありました
列車が中津に到着すると場内アナウンスで流れるのは次のようなものでした
「ナカツ~、ナカツ~ 耶馬渓線乗り換え~」
その耶馬渓線の真坂という駅に近づくと、長い白壁に囲まれた小袋の屋敷が遠くに見えます
真坂で下車して田んぼのあぜ道を遠くに見える白壁の屋敷をみながら歩いていきます
初夏の夕暮れ、そのあぜ道には蛍が乱舞していました

「夏は来ぬ」という歌を聴いているとこのような情景が鮮明によみがえってきます













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