2022年4月13日水曜日

沢シーズン開幕 モロクボ沢


今年初めての沢に行ってきました
選んだのはモロクボ沢 大滝のすぐ上でドボンする可能性のある場所が三つほどあるので、気温が低いようであれば鬼石沢に変更する可能性も考慮していました
時期的に少し早いかなぁ~と思いましたが本日の四街道市の最高気温は27度という夏日でしたから、心地よい沢歩き日和になりました
モロクボ沢の危険地帯は標高760mにある高さ30mの大滝の巻き道です
技術的には易しいものですが万が一ふらついたりつまずいたりして落ちると死亡事故になります ガイド視点ではロープ必須の核心部になります
先ず最初の直上部分に30mロープをフィックスし、直上終了点からのトラバース50mにもフィックスします それぞれにマイクロトラクションをセットしてもらいました
大滝を越えると死亡事故につながるような箇所はなくなりますが、ドボンの可能性のある個所が連続します
それぞれにロープによるビレイを行いながら石垣で作られた大きな堰堤に到着します
堰堤の標高は800m
大滝から堰堤迄はたった40mの標高差しかありませんが、モロクボ沢の悪場はこの区間に集中しています

石垣堰堤を右側から越えるとあとは冗長で退屈な河原歩きが延々と続きます
見せ場はまったくと言っていいほどありませんが、しいて言えば「くの字4m滝」と「苔庭園」くらいでしょうか
つまり、あまり面白くありません
この為、昨年のモロクボ沢遡行では標高900m地点で右岸(左側)から流入する「越場の沢」をつめて善六のタワへ抜けました
この沢は悪場もなく容易に善六のタワへ抜けることができます
このコースはモロクボ沢のスタンダードの一つとしても良いのではないかと思っています

さて、モロクボ沢の源流部は地形が複雑で稜線迄の最後の詰め部分が課題になります
今回選択したコースは畦ヶ丸の山頂に直接突き上げ、しかも傾斜もさほど強くないのでお勧めです
一昨年、建て替えられた畦ヶ丸避難小屋に立ち寄ってみました
名物の薪ストーブはありませんでしたが、大きな窓の明るい避難小屋に生まれ変わっていました トイレも清潔に管理されていました
西沢の河原に降り立ったところにあるテーブルでヘッドランプを出し、暗くなって西丹沢ビジターセンター帰り着きました
たっぷり歩いたなぁ~という満足感がありました












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