2013年4月30日火曜日

GW前半 いつもの那須で出会った「おとぎの国」

ゴールデンウィークに那須連峰の稜線がこれほどまで雪をつけているのは珍しい


例年通り今年もGW前半は母のリクエストで那須

27日
初日は予想していた渋滞もなく13時過ぎに戸田交差点に到着
風が強く気温も低い
いつものサイトにテントとタープを張ったが強風にあおられてタープの下での炊事はとても出来ない状況
夜半から豪雨となりモンベルのムーンライトは天井からの漏水でシュラフが水浸しになる


28日
晴れるには晴れたが気温は低く風も強い
那須連峰の稜線は真っ白に雪化粧して真冬のような様相である
朝日岳東南稜を予定していたが、この状況ではやめたほうが良かろうと思い、雪のないコースを再検討する
そして選んだのが板室温泉から沼原へと至るもの
沼原までは立派な車道が通じており、それゆえ徒歩で登ろうと言う人は、よほどの物好きに限られだろう
ということはめったに人に歩かれることない静かな山旅ができる可能性があるということだ
この期待は裏切られることはなかった
最近人の入った形跡のない穏やかな沢筋にはキクザキイチゲやカタクリ・ニリンソウなどが咲き乱れ「おとぎの国」のような風景が広がっていた

板室温泉の駐車場に車を止め、昨夜の雨でびしょ濡れになったシュラフを車の屋根とボンネットの上に広げる。風が強いのでシュラフが飛ばされないようにクローブヒッチで入念に固定して、10時50分板室温泉を出発

ひなびた風情のある温泉街を通り抜けて湯川沿いの道を行く
カタクリやニリンソウが咲く道をゆっくりと登っていく
しばらく行くと道は不明瞭となるが要所要所にはトラロープが張ってあり道を示している
やがて道はほぼ消滅し穏やかな平坦な沢はお花畑となった

こんなことろでビバークしたらどんなに素敵な夜をむかえることができるだろう


顕著な滝を二つ越えた790m付近で右の踏み跡へ入り、笹原の鞍部の手前から斜面を横切る明瞭な踏み跡へ
斜面を左へトラバースするようにして斜面を登っていくと尾根の背に出て「乙女の滝」からのコースが合流してくるのを認めた

ここからは登山道は明瞭となって穏やかな斜面を登っていくと沢名川を間近に望む尾根にでてからカラマツの純林地帯へと導かれていく
カラマツは芽吹きをむかえておらず冬木立の様相ではあったが春の日差しを浴びてたっていた
とても気持ちの良いところだったので、迷うことなくランチタイム
カラマツ林の中を流れる小川のほとりに銀マットを敷いてこしを下ろしバーナーに点火
春の日差しを浴びながらしばらくの間のんびりした

昼食後もしばらくカラマツ林が続いた
ジグザグに登っていくと車道が見え、やがて合流した
車道を突っ切って再び山道へ入りしばらく登っていくと右側から明瞭な切り開きが合流してきた
おそらく白湯山別荘地からの道であろう
歩きやすい登山道をさらに登っていくと雪が現れ始めた
昨夜の雨が、この標高では雪であったのだろう
やがて未舗装の砂利道の林道にでた
強い北風が吹きすさんでいた
コニーデ型の美しい山体の白笹山を右に見ながら私たち夫婦は追われるようにして林道の一本道を急いだ
沼原の駐車場には数台の車がとまっていた
私たちは、それを確認するときびすを返すようにして下山にかかった

帰路は白湯山別荘地へ下る道を選択したが、あまりよろしくなかった
退屈な別荘地内の舗装道路をうんざりするほど歩き「乙女の滝」で16時52分発の黒磯行き路線バスに乗って板室温泉へと戻ることが出来た
バスは休日限定運行で、一日に二本のみでラッキーだった

幸乃湯の露天風呂は体が温まる
石楠花が咲いていた

風もなく穏やかな森の夜は沢の音と月明かりにつつまれていた

29日
風もおさまって春の日差しが背に温かい朝となった
テントを撤収してから椅子に腰掛けてコーヒーを飲む
しばらくゆっくりしていたが、高速道路の渋滞が心配なので午前中に出発する
キャンプサイト周辺の森はまだ芽吹きが始まっていないが、少しずつ標高を落としていくと、芽吹きの森があって、桜が咲き、新緑の山麓地帯へ車は入っていく
13時半過ぎに帰宅

今夜の夜行バスで大学山岳部のGW合宿として剱岳へ入る息子はすでに出かけた後だった

一方で私たち夫婦は5月3日から穂高の予定である
小梨平にBCを据えて周辺の山々に登ってみたい