2014年10月30日木曜日

Midnight Lightningとリン・ヒル


Midnight Lightningの取付点にチョークによって描かれている稲妻マークをInkscapeで描画してみました
このInkscapeは優れもので、アドビのイラストレータに準じた操作を行えるオープンソフトです
下敷きにした原画は2010年にヨセミテを訪れた際に撮影したものを利用しました

チョークで描いた雰囲気が伝わっていますでしょうか?

フリークライミングの聖地CAMP4にある世界で最も有名なボルダー課題の一つであるMidnight Lightningのことは何度も触れていますし、私の愛すべき石渡健君が数年前に登ったという便りを今でも心のなかで大切にしています

ですから、取付き点に描かれた稲妻マークを描いてみたいとは常々思っていたことでした

そして完成したMidnight Lightningのマーク

2014年10月26日日曜日

オーバーハングからのガイディングレスキュー


先週にひきつづき日本アルパインガイド協会(AGS-J)のレスキューマスターである大竹さんによるマンツーマンの講習
朝8時、三ツ峠の駐車場で待っていると白いパジェロがやってきた
大竹さんである
今日も大竹さんは夜勤明けなのだろう

2014年10月21日火曜日

空中でのガイディングレスキュー





日本アルパインガイド協会(AGS-J)のレスキューマスター資格を持つ大竹さんが、上級レベルのガイディングレスキュー技術を教えてくれるという。
しかも夜勤明けで明日も出勤だというから、まったく頭が下がる。

AGS-Jのレスキューはそもそもガイドが使うもので、
「ガイドはルートを登れる技量をもっているだけでは不十分で、何らかのトラブルで進退窮まったクライアントを安全圏まで退避させる技術を持っていてこそ、初めてガイディングができる」という考え方に基づいている。

2014年10月17日金曜日

遭難救助の切り札「HITOCOCO(ヒトココ)」

先週の土橋さんの合同集中捜索のベースキャンプで、あることが話題になった
それは角掛さんが辻君に持たせていた「HITOCOCO(ヒトココ)」という名称の20gほどの小さなプラスチック片に関することだった

きっかけは今回の捜索で角掛さんが辻君に「HITOCOCO(ヒトココ)」を持たせたことによる
単独で七倉から湯俣川そして天上沢へと土橋さんを捜索するために遡行するという辻君に角掛さんが持たせたのである

2014年10月12日日曜日

10月10日-12日合同集中捜索 ひとつのPDCAサイクルが完了した

水俣乗越から天上沢を下降していると誰かが静かに深く「おぉ・・・」と声をあげた
槍ヶ岳に月が懸かっていた  神々しいとはこのことか


10月10日から13日の土橋さん合同集中捜索は本日全員無事下山した
大型台風19号の来襲が予報され、すべての作業を前倒しして行ったこともあり、予定していた捜索は予備日を使うことなく完了することが出来た

残念ながら土橋さんを発見することも、痕跡を確認することも出来なかった

この一年をかけて仮説とその検証を踏まえて、新たな仮説を導き出し、そしてあたらな仮説の検証を行うというPDCAサイクルを展開してきたが、今回の捜索を持って、現時点におけるすべての仮説検証に一つの区切りをむかえることになった

2014年10月8日水曜日

明日の夜出発


10月10日から始まる捜索活動計画がほぼ確定した

関係者はギリギリまで休暇調整をしているので、これから駆け込みでメンバーが増えるかもしれないが、長野県警への提出計画書は本日をもって確定としたい

参加者は角掛さんが加わって10名
今のところ12日の日曜日以降は悪天が予報されているので、11日までに計画を達成して悪天前に安全地帯に退避したいものだ
猪熊さんの天気予報と現地での観天望気などを踏まえて判断したい

一方、私は風邪をひいてしまい、10月6日から今日まで3日間にわたって会社を休んでしまった
抗生物質を投与してもらい幾分症状も緩和された
明日の夜に出発予定だが、全快を祈るばかりだ

2014年10月1日水曜日

10月捜索案


10月の捜索案が仕上がった
出発まであと一週間あるので、関係者と協議の上、修正を施し、長野県警察へ提出したい

参加者は9名 谷川、村田、尾崎、川崎、藤枝、中西、石田、篠原、賀来
ベテランぞろいの強力なメンバーで捜索隊を編成できそうだが、安全を最優先したい