日高講師による「ガイドに必要なテーピング講習」も目玉の一つ
あいにくの雨模様で気を揉みましたが、なんとか完了することができました
涙ぐましいほどの準備をして臨んだ方もいらっしゃることを知っています
定められた職域の中でお客様の安全を確保することがガイドの第一の使命で、安全管理意識の高低が重要視されます
その点も含めて二日間の岩稜ガイディングやクライミングガイディングを通じて審査を行いました
実技4や5に引き続いて今回も第5期エキスパートガイド志願者は極めて優秀で、サポートに入った素直ガイド自身が彼らからインスパイアされるほどの人材だとベタ褒めでした
彼らは豊富なクライミング経験から得たトラブル時の対処方法の引き出しをたくさん持っており、小さなミスもたちどころにカバーします
エキスパートガイドはワールドクラスのクライミングを行えるレベルのリスク管理能力と人間としての高い品格を持っていることを私としては期待していましたから、期待通りの人材で嬉しくなりました
その方法を行っている理由は何ですか?
「YouTubeで紹介されていたから・・・」
「クライミングジムで上手いクライマーがそうしていたから・・・」
お客様の安全を託されているガイドとしてはそれでは全く不十分でしょう
例えば・・・
- メインロープでセルフビレイをとっている理由は何ですか?
- 山岳会の先輩に指導されたから・・・
- 理由は理解していますか?
- 考えたけれどよくわからない
- ではその先輩にその理由を聞いてみてください
- 「ビレイ解除」コールのタイミングはいつですか?
- セルフビレイをとった時です
- そのセルフビレイ支点はマスターポイントですか?
- いいえ
- ではその理由は何ですか?
- グローブが必要な理由とは何ですか?
- ビレイする時とか・・・
- 具体的に理由を明確にしてください そうすればグローブが必要なケースを理解できます
- その位置でビレイしている理由は何ですか?
- 動きやすいし、クライマーの動きを見やすいから・・・
- それではロープバーンをしてしまいます
- ロープの繰り出しがスムーズにできていないので、クライマーがクリップ動作に入れず、危険な状態になっています
- 誘導手を高く上げ、つま先立つことを続けることが解決策になりますか?
- ロープの弛みでグラウンドフォールしてしまいます
さて、中二日を置いて24日~26日と素直ガイドはプライベートで日大山岳部OBの仲良し三人組と佐久の岩場と瑞牆山へ行くとのこと 一緒に行く二人は二段クライマーで大きなインスパイアを受けることを楽しみにしているようです このようにして若者たちはお互いに切磋琢磨しながらどんどん強くなっていくのでしょう
私は26日夕方に瑞牆山から帰りがけの素直ガイドを双葉サービスエリアでピックアップしてそのまま沢渡へ入り、エキスパートガイドを代表するような存在の西川さんと合流し27日~29日と都岳連ハイマウンテンスクール北穂高です
西川さんとの再会も楽しみで、彼から私たちは大きなインスパイアを受けることでしょう
北穂高から下山する翌日の30日は印西クラックでレスキュー講習会の予定が入っています
私はそのほかにも都岳連の仕事が満載
忙しくも充実した日々が続きます
5月21日は雨模様だったので「佐久平ロッククライミングセンター」を利用させていただきました 印西クラックと同様にマルチ用テラスが設けられていました
道家さんをモデルにしたリアルテーピング
道家さんを悪く言う人は誰もいません 道家さんがいるだけでその場がなごみます
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