2023年4月23日日曜日

寒い三ツ峠で


この土日は都岳連ガイド養成レスキュートレーニングでした
総勢19名で三ツ峠四季楽園へ押しかけました
天気予報では晴れ間ものぞくということでしたが、実際には雲に覆われ強い寒気が入り込んで震え上がるような二日間でした
初日の講習がほぼ終了しかけた頃でした
年配の男性が私たちに助けを求めてきました
宮崎さんに講習会のまとめをお願いして、素直ガイドと私の二人で現場へ向かいました
16時31分天上山へ向かう登山道の1627m地点に座り込んでいました 何とか歩けそうな状態だったので素直ガイドがショートロープでビレイしながら登っていきました ショートロープのビレイは要救助者に大きな安心感を与えるようで少しづつ元気を取り戻してくれました
救助を求めてきた二人の事情が推察され私は歩きながら泣けてきました
四季楽園の18時からの夕食には十分に間に合いました
おかあちゃんが「賀来さん、ワインを用意しているよ」と気遣ってくれましたがアルコールをやめているので気持ちだけありがたくいただきました

食後は、私と素直ガイドと宮崎さんはすぐに布団をかぶって横になりましたが、なかなか眠らせてくれませんでした

二日目は審査ですからみんな緊張しています
レスキューにはいくつかの要素技術がありますが、その最たるものが荷重移動です
この荷重移動に使用されるのがムンターミュールとフリクションヒッチの組み合わせです 単にムンターミュールを作るだけならさほど難しいものではありませんが、レスキューに使用できるレベルのムンターミュールとなると、そう簡単ではありません
そしてマッシャー、プルージック、クレムハイストのどれを選択して巻き数をいくつにするのかを瞬時に判断して正確にセットする必要があります
15時に終了して四季楽園で解散 登山口ゲート閉鎖の為、車を天下茶屋方面の林道に駐車しましたので素直ガイドに車を回送してもらいました
大月から小仏トンネルまで19kmの渋滞で帰宅は21時になりました

一日目の講習終了後も熱心に復習

講師五名は三階の大広間
講師部屋は狭い方が良いかも

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