2013年から4年間に渡る土橋さんの捜索活動は私の登山人生の中で最も心血を注いだものでした それはつまり私の人生の中で最も心血を注いだ対象と同じ意味を持っています
それはグランドジョラス北壁やエルキャピタンとは比べ物にならないほどに・・・
「もし私が、同じように行方不明になったら土橋は私たちが今こうして探している以上の情熱をもって私を探すだろう だから私たちは土橋を探す」というのが山仲間全員の共通した認識でした
2013年8月12日 土橋さん行方不明の第一報を受けて上田さん、西村さんの三人で駆けつけた松本警察署でご対応いただいたのが岸本さんでした
その後も岸本さんには多大なバックアップをいただきましたが残念ながら土橋さんを連れ帰ることは今でもできていません
その岸本さんをお招きして日比谷図書館で講習会が実施されました
主催は都岳連遭難対策委員会
安全に登山を楽しむために ~夏山シーズンを迎えて~
というものでした
毎日のように発生している山岳遭難ですが、現場で何が起こっているのかを報道だけでつかみ取り、その対策を考えることは不可能です
逆に言えば現場で起こっていることを知ることができれば、その対策を考えることも可能となります
すなわち現場を知ることがすべての原点になるのです
日比谷公園
山内賢と和泉雅子の映画「二人の銀座」を思い出しました
日比谷図書会館
講習会終了後、新橋のガード下で一杯やりました
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