2012年11月13日火曜日

私も・あなたも、いつでも・どこでも「ダーウィン賞」候補


先週の週末は良い天気だったが、私はあいにく出勤で、妻も風邪をひいていたから、山は中止

息子は土曜日は皇居マラソン大会、日曜日はクライミングコンペと言って朝早くに出かけていった。
共に日本山岳会学生部の催しである。
クライミングコンペが行われたウォールの写真を見た。
とある大学の構内に作られたものだという。

私はかつてフリークライミングのジャパンカップや大倉カップで北山さんや山順さん、あるいはジャック中根さんたちとジャッジをしていたし、千葉県におけるクライミングコンペは私の主導で始まったと発言してもだれも異議を唱える人はいないと思う。もし異議を唱える人がいても「岩と雪」を読めば黙り込むだろう。

だからクライミングコンペにもそれなりの理解があり、人工壁に求められる要点に関しても心得ているつもりだ。

その心得の範囲では天然の岩場と異なり、人工壁の安全性については全幅の信頼を置いている。
だが、事故は起こる。
人工壁でもくりかえし事故が起こる。



その原因は何なんだろうか。
「続 生と死の分岐点」ではダーウィン賞が紹介されている。
結局、だれ一人の例外もなく、すべからく「人類は際限なく愚かである」ということだ

一見して安全と思われるクライミングウォールだが、それを登るクライマー側に多くの問題点が潜んでいる

そういう認識を持ってもらうためにもクライミングウォールの運営者側だけでなく利用者についても「生と死の分岐点」と「続 生と死の分岐点」の再読し、そこに記述されている課題を真摯に受け止めるよう強く願う。


一方で、夜遅く帰宅した息子は景品をたくさんもらって無邪気に喜んでいるようだ。
マラソン大会ではザック、ファイントラックの衣類、単眼鏡など
クライミングコンペではマムートのハーネスやFIVE TENのクライミングシューズなど。

嬉しそうに私に説明してくれる息子を見ながら「ダーウィン賞」の候補にならぬように教育するのは私の義務だと強く思った。





マムートのハーネス
レッグループ調節用のバックルがないので大学山岳部用としては却下



FIVE TENのクライミングシューズ
クライミングシューズは消耗品なので、まずは履きつぶすつもりで登るべし