2013年7月5日金曜日

山の食料計画


山の食事は「エネルギー補給」という機能であり、味は二の次と考えて食糧計画を立てていた私が変わり始めたのは、今から16年前に家族を山へ連れて行くようになってからだ

「インスタントラーメンのほかには砂糖でもなめていればいいかな」程度のメニューでは妻や子ともたちの胃は受け付けてくれないのである
なんとか妻や子供たちにおいしく食べてもらおうと工夫を重ねた。
その結果、日常生活で買い物に行く妻についてスーパーマーケットへ行き山の食事の献立の参考になる食材はないものかと探すようになった。
山の食事自体も楽しみの一つと考えるようになったし、工夫をするという行為自体が山登りのプロセスの一つととらえるようにもなった
だから、今となっては、たとえそれが日帰りの山歩きであっても
寒い時期であれば「鍋焼きうどん」を必ずと言っていいほど作るし、夏の暑い盛りであれば、冷たい清流にさらした「ザル蕎麦」をたべようと大きなコッフェルを担ぎあげたりする


ところで息子たち大学山岳部は山の中でいったい何を食べているのだろう

例えば昨年の夏山合宿
劒岳で定着形式で一週間ほどクライミング後、槍ケ岳まで縦走する18日の日程
途中補給などは一切なく、最初から全ての食料を担いで剱沢へ入る
その食糧の総重量は108kg
私が学生の頃のメニューと大きな差はないが、見慣れないメニューがしばしば出てくる
それは「100g、パスタソース40g、スープ20g」というもの
「ミートソースをおかずにして飯を食うというのか?」と思って問うと
たらこソース、ツナソース、梅しそソースという商品があって、これをご飯にのせて「桃屋のごはんですよ!」のように食べるのだという。卒業した先輩が考案したメニューで、山岳部としてはヒットメニューらしい

「フリーズドライにすれば?」と横から妻が言う
「学生だからお金は使えないんだよ」と息子
「学生だから、お金をなるべく使わない」とは良い心がけだ

そうか、それではさっそく試してみよう
会社の近くのスーパーマーケットで「S&Bたらこソース」198円を買って、ほか弁屋でライスだけを買う。店員が「ごはんだけですが・・・」と問うので、「お金がないんです」と私が答えると店員は言葉に詰まっていた

そして盛り付け例が下の写真
イカの塩辛のような感じで、確かにおいしい
感心した