この週末、土曜日に妻の仕事があって山には行けないということだったので日曜日に山へ行くことになった。
仕事が溜まっていたこともあって土曜日は出勤
出社すると中谷さんも出勤していた
午前中に仕事が片付いたので、神田の古本屋街へ行く
ちょうど古本祭りの最中
ものすごい人混みでとてもゆっくりと本を吟味できる状況ではない
はやばやと古本の物色は諦めてICI石井スポーツへ行く
別に何か欲しいものがあるわけではないのだが、クライミングギアのチェックが目的
で、店舗の階段を登っていくと息子が山岳部の仲間たちと階段を下りてくるところに遭遇
冬山合宿の装備を買いに行くとは聞いていたが遭遇するとは思っていなかった
2012年10月28日日曜日
2012年10月23日火曜日
『生と死の分岐点』と『続 生と死の分岐点』
そうすることによって、事故を防ぐことができるようになる
そのような取り組みは昔から行われていた
古くは石岡繁雄氏によるロープ切断の実験に基づいた科学的究明が存在し
その事実を私たちに知らしめてくれた岳人誌における出海栄三氏の連載があった
そして決定打となったのがクライマー必読の書として知られるドイツ山岳会安全委員会による「生と死の分岐点」ではないかと思う
著者は安全委員会委員長のピッツ・シューベルト
本書は1994年にドイツで発行、1997年に邦訳され日本の登攀界に衝撃を与えた
ドイツ人気質の真骨頂ともいえる情け容赦のない徹底した論理的思考と、その帰結として導き出されたと思われる随所に掲載されている遺体の写真
この本によって、従来あり得ないと思われていたことが事故の原因になっていたという事実を突き付けられた
それにしてもドイツ山岳会の充実に感嘆するほかない
ヨーロッパの山岳会、たとえばフランス山岳会、イタリア山岳会、ドイツ山岳会は日本の山岳会とは似て非なるもの
国を代表する登山機関という意味では日本山岳協会に相当するが、日本山岳協会の会員は各都道府県の山岳連盟/山岳協会であって個人会員の加入は認められていない
未組織登山者の個人加入を認めているのは日本山岳協会の加盟団体の一つである東京都山岳連盟だけではなかろうか
物事に対する意識の高低は人によって様々だが、クライミングにおける事故原因に対しても意識の低い人が少なくない
例えばどこかの岩場でフリークライマーの死亡事故が起こったとする
私のまわりでも「気の毒に」という感想で終わる人が少なくない
なぜ事故が起こったのか、死亡事故に至った原因は何だったのか
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リンドウ咲く西丹沢
木曜日は最終電車となり、金曜日は悠子隊員の送別会だったので、少し睡眠不足
そして土曜日の朝
日本山岳会の上高地山岳研究所へ行くために5時20分の始発電車に乗りたいという息子を駅まで送ってから妻と二人で出発
いったんは出発したが、20分ほど運転して、山へ行くのは取りやめた。
なんとなく調子が悪いのである
家に戻って、再びベッドにもぐりこみ、3時間ほど仮眠
11時ころになって、妻にビレイシステムを教えようと思い立ちクライミングギアを持って出かけた。
手頃な崖、もしくは石垣を探す
2012年10月19日金曜日
懸垂下降の8の字結びは「デスノット“死の結び目”」?
文登研(国立登山研修所)が発行している登山研修をパラパラとめくっていたら、興味深い記事とショッキングな記事を見つけた。
最初に興味深い記事
2005年発行の20号の「クローヴヒッチとムンターヒッチその正しい呼称と結び方」という一節で、著者は登攀技術に関する論客として知られる松本憲親氏
こんな細かいことを指摘するよりも、もっと事故に直結しがちな本質的なことがあるだろうという気持ちになるが、氏はそのような意見に対しても本文の中で反論している。
氏の主張の要点は
1.カラビナにはスパイン側とゲート側がある。これらの結びは、カラビナに2本のストランドが同時にかかるが、より強い加重が想定されるストランドをスパイン側にかかるよう結ぶべきである。
2.懸垂ムンターの制動手側のロープがカラビナのゲートの安全環に干渉してゲートが開放される条件はロック機構が開放されるネジの回転方向でロープが接触した場合に限られる。
として、1.と2.を満たす実際の結び方を図解で説明している。
表現の正確さが重んじられ、わかりやすさへの配慮は、あまりされていない。たとえばロープのことをロウプと記述するなど、松本氏なりのこだわりが色濃く感じられる。ただし言わんとしていることは理解できる。ゲート側にストランドがかかり且つゲートが開いた場合にはカラビナの強度は著しく低下することは「続 生と死の分岐点」でも指摘されている。さっそく近いうちに試してみたい。
次はショッキングな記事
ムンターヒッチうんぬんよりもはるかにインパクトのある記事が21号の懸垂下降のロープの結び方に関する記事「ダブルストランドフィギュアエイトノットは危険だ」である。著者は同じく松本憲親氏
ムンターヒッチうんぬんよりもはるかにインパクトのある記事が21号の懸垂下降のロープの結び方に関する記事「ダブルストランドフィギュアエイトノットは危険だ」である。著者は同じく松本憲親氏
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2012年10月14日日曜日
愛する人とのトレッキングに対応するリーダーとしてのフェイルセーフの強化
「愛する人とのトレッキングに対応するリーダーとしてのフェイルセーフの強化」
上記を目的として、職場の親睦団体7aHCメンバーを対象とした第二回安全登山技術講習を昨日土曜日に実施した
第一回目は、実技にあてる時間が少なすぎて、器具を利用しての懸垂下降を数回実施したのみ
今回は総花的にあれもこれも教えるのではなく、目標を絞って、実技の繰り返しを重視
概要は以下のとおり
【目的】
愛する人とのトレッキングに対応するリーダーとしてのフェイルセーフの強化
概要は以下のとおり
【目的】
愛する人とのトレッキングに対応するリーダーとしてのフェイルセーフの強化
【目標】
絞られた目標は次の三点
絞られた目標は次の三点
1.器具なしで愛する人を確保できるようになる
2.器具なしで懸垂下降できるようになる
3.器具なしで愛する人をロワーダウンできるようになる
【ゴール】
講習終了時に「完全に体が覚えた」という状態になっている
【ゴール】
講習終了時に「完全に体が覚えた」という状態になっている
【実施場所】
登ることを教えるわけではないので実際の岩場で行う必然性は必ずしもなかったが適切な石垣を物色することはできなかった
登ることを教えるわけではないので実際の岩場で行う必然性は必ずしもなかったが適切な石垣を物色することはできなかった
丹沢のモミソ沢出合の懸垂岩で実施することにして神奈川県立山岳スポーツセンター前に集合
天然の岩場で実施して効率は悪かったかもしれないが、石垣やクライミングボードとは違って、臨場感があり、むしろ山における具体的なイメージが湧いてよかったと思う。
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2012年10月11日木曜日
新旧イラスト・クライミング
その後、フリークライミングの浸透にともなって図解、写真を多用した解説書がいくつか出た。
今回、山歩きを通じた職場の親睦団体「7aハイキングクラブ」向けにロープワークをもう一歩踏み込んで教えるためのテキストブックを検討した
2012年10月8日月曜日
2012年10月7日日曜日
2012年10月6日土曜日
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