2019年6月18日火曜日

第四回安全委員会


私たちの大切なフィールドである松山下公園総合体育館クライミングウォール
このウォールでのより安全なクライミング技術の浸透を願って立ち上げた安全委員会も本日、最終アウトプットを出す日となりました
忙しい中、集まってくれたのはいつものメンバー7名
頭が下がります
安全委員会はその都度アウトプットをドキュメントとして発行しています
そして、そのドキュメントが最終形ではなく日々の気づきによってリニューアルされるべきものでしょう



結びの王様とされていたブーリンにリング加重という弱点があるということが判明したのは事故によってでした
懸垂下降でムンターを利用して死亡事故が繰り返され、その弱点が明らかになりました
あるいはフィッシャーマンズノットで結び目がほどける事実が山岳雑誌などのメディアで報告されていたにもかかわらずフィッシャーマンズノットによる死亡事故が繰り替えされる
現在の登山技術は過去に繰り返された事故から学びその都度修正されて確立してきました
このような経緯を考えると現在使われている登山技術にも弱点が潜んでいると考えるのが妥当でしょう
それゆえ技術自体もPDCAを繰り返しながら変化しており、ガイドである私はもちろんのこと、その変化にも敏感でありたいと思う次第です