2022年6月19日日曜日

初夏の八ヶ岳


この小屋に初めて泊ったのは1977年のゴールデンウィークのこと
それから冬にこの谷にしばらくの間、通った
所帯を持ってからも子供たちを連れて幾度となく訪れ天狗尾根などを登ったりした

この土日は6人パーティーでこの小屋に行ってきた
2011年以来の訪問だった
土曜日5時半に自宅を出て、9時半に集合場所の駐車場に到着
春蝉の大合唱の中を10時過ぎから歩き始めて14時に小屋にたどり着いた
私は小屋番として残り、他のメンバーは素直ガイドと共に明日の偵察に出発
小屋の中にはブリキ製の時計型ストーブがあるけれど煙突が詰まっているようで小屋の中に多量の煙が充満することになり諦めて消火した
6人で楽しい夕餉のひと時を過ごした
メニューは先月の鬼石沢で好評だったハンバーグを用意して、あとはオニオンスープ
そして千葉県香取郡多古町の皇室献上米を炊き上げたふっくらご飯
 

食後、シュラフにくるまって静かに目を閉じると沢の音にかき消されながらもかすかに鵺(ヌエ)の鳴き声が聞こえてくる
しばらくして雨音に気がついたが、夜半にはドアの隙間から月明りが小屋内に差し込み始めた
月光が小屋全体を照らしているようだ

翌朝、3時半起床でインスタントラーメンを食べて4時40分出発
今回の山行のチーフリーダーである素直ガイドにすべてお任せして、私は小屋番として残った 小屋内部のゴミ拾いやら掃除などをしてからマットに横になって目をつむる
自然音しか聞こえない世界
ダン・ギブソンの自然音がミックスされた楽曲に癒しを感じているけれど、これを録画・録音してみたいと思った
さっそく小屋の外に出て、スマホで録画した
11時半になって稜線到着の知らせが入り、14時半に戻ってきた
素直ガイドによると大滝の高巻の踏み跡は消滅していたとのこと
中高年を中心とした登山ブームに沸いているけれど、一般登山道の範囲内にとどまっているようでバリエーションルートに関しては往年の隆盛をしのぶよすがもない

手早くパッキングを済ませ、のんびり下っていくと時折雨がパラついたけれど本降りにはならなかった
いつもの通り、小仏トンネルで15kmの渋滞があり帰宅したのは21時50分だった








※18時45分頃韮崎ICを通過したところ下り車線で車が横転し炎上中でした
事故直後のようで、下り線にはまだ渋滞は発生しておらず、消防も未着でした
帰宅してから調べたところ幸いにも大怪我を負った人はなかったようです

0 件のコメント: