2022年11月25日金曜日

遭難防止講習会アンケート

遭難防止講習会で引用された長野県警YouTube大同心遭難事例

今日、お昼過ぎに昨夜の都岳連遭難対策委員会主催の「遭難防止講習会」のアンケート依頼が来ました
私は次のように回答しました

■講習会へ参加した理由をお聞かせください。そしてその目的は達成できましたか。
近年の遭難原因の傾向を把握して、それをガイド養成事業に反映することにより、結果として安全登山への啓蒙を促進することができるのではないかと考えました
目的は達成されました

■具体的にどういう点が満足/不満足でしたか。
近年クライミングジムの普及により、高難度ムーブを修得したクライマーが増加しています。
そんな中で今年9月に発生した八ヶ岳大同心の遭難事例をご紹介いただいたのは大きな収穫でした。この事例はクライミング技術を単なる登る技術と捉えがちな、昨今の傾向に警鐘を鳴らしていると思いました
クライミング技術は大きく分けて「防御技術」「脱出技術」「前進技術」の三つに分類されると考えていますが、身につけるべき優先順位も「防御技術」「脱出技術」「前進技術」の順番になります 遭難防止の観点からは「防御技術」「脱出技術」が重要で、そのような考え方を広く普及させる必要性を感じました
都岳連プロガイド養成委員会としてはこのような考え方をガイド養成を通じて一般登山者へ広める役割を少しでもはたしていきたいと思います

■その他、ご意見・ご要望があればご記入ください
2013年から数年間に及んだ山仲間の捜索活動で岸本さんには大変お世話になりました この場をお借りしあらためて深い感謝の意を表したいと思います

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