2012年6月9日土曜日

ATCガイド


雨の土曜日はどこへも行かず。

息子が明日から大学山岳部の初夏合宿で涸沢へ入る。
6月、各大学山岳部はこの時期共通して涸沢へ入り雪訓(雪上訓練)を実施する。そして夏は剣岳に集結し各方面へ散っていく。
それにしてもうらやましい限り。一週間ほど穂高涸沢へ入って雪上訓練などをするのだという。私も仕事を放り出してついていきたいくらいだ。


24ページにも及ぶ計画書があるのでこれを読む。
計画書は詳細なもので、こういったところはさすがに100年近い歴史を持ち、多くの部員を山で失ってきた大学山岳部だとおもう。OBたちのノウハウがぎっしりとつまっている。
さらに読み進むと訓練メニューに滑落停止、FIX工作、オートブロック、スタンディングアックスビレイ、半マスト、ATCとある。これらのことは安全に直結する。

そこで、これらのことについて再確認を行うことにして、膨大な装備の散乱している玄関ホールに息子を招く。
まずはロープの結び方だろう。エイトノット、ダブルフィッシャーマン、片手で結ぶ半マストとクローブヒッチ。それからテープを使ったリングベンド。オートブロックを使うときのテープの材質についての注意点。そしてロープのまとめ方。
スタンディングアックスビレイは市販技術解説書の適切ではない説明を引き合いにして、なぜ適切ではないのかという理由とそのポイントを確認。

そしてビレイディバイスの使い方。

で、ビレイディバイスが問題となった。
大学山岳部の象徴でもあるICI石井スポーツのガッシャーでザックを統一して仲間意識を高めたいという気持ちは充分にわかる。若いころに経験する山を媒体とした仲間意識こそ山岳部にとって最も大切なことで、私も大賛成だ。
だが、安全面からみると生死に直結するビレイディバイスや下降器、ハーネスの統一がよりいっそう重要だと思う。装着の安全性に対する可否を部員同士で相互確認しやすいからである。
で、どんなビレイデバイスを使っているのかと問うたところ「ブラックダイヤモンド社のATCガイド」のシェアが山岳部内では高いらしい。ATCガイドは昨年のマッターホルンで落としてしまったので手元にあるのはペツルのルベルソとルベルソ3。そこで急遽夕方になってATCガイドを買いにいった。

帰宅してからATCガイドへのロープのセット方法と使い方を説明した。