11月8日朝日をあび始めた岩場
6月から取り組み始めた日本アルパインガイド協会(AGS-J)のレスキューテクニック
今週末は三ツ峠において二日間に渡って勝野さんにチェックしてもらった
講師側は勝野さん、大竹さん
生徒側は建部さん、山本ガイド、私
今回もっとも興味深かったのはオーバーハングの下降である
オーバーハングと言っても普通のオーバーハングではない
50m目一杯懸垂下降してもロープの末端が空中にあるというようなハングである
このようなハングは奥鐘にもない
そのようなハングは普通の懸垂下降では下降できないが、クライアントを誘導しながら安全に下降するという、まさにAGS-Jの真骨頂ともいうべき上級テクニックだ
このテクニックをマスターした時にはシビレタというか感動した
テクニックの出どころを勝野さんにたずねたところENSAすなわち「フランス国立スキー登山学校」だという
私の手元にある3冊のAGS-Jガイドマニュアルにも掲載されていなかった
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11月8日は翌日の天候悪化が避けられない状況だったので昼食の時間も惜しんで充実した一日を過ごすことが出来た
翌11月9日は案の定、朝から真っ白なガスに覆われインドアでチェックを受けた
楽しく満足度の高い二日日間はあっというまに過ぎ去ってしまった
今回で一応ガイディングレスキューについては一区切りついたが、習得したテクニックが錆付かないように山本ガイドを見習って折に触れて自己研鑽を行う必要がある
翌11月9日は朝からガスにおおわれ、まもなく雨模様となった
天候の問題から二日目はインドアに場所を移し 勝野さん・大竹さんの厳しいチェックを受ける
山本ガイドは自己研鑽のために大阪から来たというほどに熱心な方だった
上方が山本ガイド、下方が建部さん、左端に少し写っているのが勝野さんと大竹さん
ミュールノットによる仮固定の解除は二人の荷重がかかっているので最後の瞬間で補助ロープが結び目を通過しづらいことがある
「くそ!」
「下品な言葉づかいをしてはいけません」
と勝野さん
一方で上級テクニックの実演をしている私に対して
「ハングの下降をしたことがないのか?」
「敗退したことなんてありませんから」
と応酬する私
これでその場が爆笑となる
実際には敗退してハングを下降したこともあるけれど、このようなやりとりがとても楽しい
四季楽園は大盛況 昨夜は40人の宿泊があったとおばちゃんがニコニコ顔で言っていた
ガイドもイエティなど数パーティーと同宿だった
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