素直ガイド 岩根山荘の夕食
昨年9月1日に始まった都岳連ガイド養成7期もすでに9か月を経過しました
そのガイド養成7期最後の合宿が廻り目平で開催されました
今回は北海道旭川市に在住の石渡健君に講師として参加してもらいました
石渡健君との出合のきっかけは2003年奥鐘でした 千葉市内のクライミングジムで知り合って登ったのですが、通常ではこういうことはあり得ません つまり完全管理基準がずれていないことを確認できなければパートナーとして一緒に登ることはないからです
ではなぜ石渡健君をパートナーとして許容したのかというと、それは彼の素直な、さらに純粋にクライミングを追求したいという人柄にあったと思います
つまり私が石渡健君に惚れ込んでしまったのです
そして昨年、健君とヨセミテのエルキャピタンを登りに行きました
私のフォールによる骨折でエルキャピタンの難ルートを完登することはできませんでしたが、一緒に登って5.14初登を含む幾つかのクライミング成果だけでなく安全管理面でも理想的に成長した健君を知ることができました
都岳連のガイド養成委員は増員が必要ですが、安全管理基準のレベルがガイド基準と合致している必要があります
残念ながら難ルートの登攀経験はあっても安全管理基準がどうなっているのかを見極めるには一緒にハードルートを登ってみない限りわかりません 少なからず安全管理のネジが緩んでいる、あるいはネジ自体がないという例があるからです
幸いにも健君は都岳連加盟団体の会員でした
それで、都岳連ガイド養成委員になってくれないかとキャンプ4で頼みました
そして引き受けてくれることになりました
健君は北海道旭川市に在住していますからお互い負荷の高いことになりますが、本当にうれしかったというのが私の気持ちです
さて、都岳連ガイド養成合宿です
18日はほぼ快晴
19日は9時半から小雨がぱらつく天気でした
参加者は健君の登攀歴をロクスノを通じて承知していますから、健君のクライミングを見たいというリクエストがたくさんありました しかしながら私が健君にお願いしているのは「安全管理基準」です
健君がクライミングをすることはありませんでした
14時に岩根山荘で合宿終了のセレモニーをおこなって、それぞれ帰路につきました
私たちは北平さんの「ルーフ・ロック」に行って少しおしゃべりと買い物をして家路につきました
岩根山荘
北平さんの「ルーフ・ロック」
今回は消耗品を買いました 9.1mmのシングルロープです
高校生だった53年前に初めて買ったエーデルワイスは12mmでしたから技術進歩に驚かされます
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