都岳連のガイド養成委員会関連の仕事は好きでやっているので全く苦になりませんが、それでも時々は山奥でプライベートな時間を過ごしたくなります
それで、連休後半にはスケジュールを入れず、三泊四日の日程で幸子さんと二人で那須の山奥で過ごしました
那須の山のきっかけは1972年の夏で、数えきれないほど通い続けました
ガイドの仕事では三斗小屋温泉の大黒屋に宿泊しますが、プライベートではお気に入りの極秘のキャンプサイトがあります
幸子さんと二人、今回もそのキャンプサイトを目指して5月3日に出発しました
千葉から那須までは「クライマーの獣道」をたどると、連休期間中でも渋滞無しで行くことができます
5月3日 快晴
途中のスーパーマーケットで買い物をしたりしましたが、午前中にキャンプサイトに到着することができました
今回もモンベル製の焚火台「フォールディング ファイヤーピット」をセットして調理しました 傑作だったのは牛肩ロースでした 鉄板などで普通に焼いたら嚙み切れないほど硬くなったりしますが、熾火の遠赤外線で焼くと表面はカリカリで中はしっとり柔らかジューシーになります
5月4日 快晴
のんびりしてから沼ッ原湿原へ行きました
今年は雪が少なかったせいか湿原は渇水で干からびていました
我が家にはクッカー一体型のガスバーナーが8台あります すなわちジェットボイル5台、MSRウインドウバーナー1台、マルキル2台です その中でも最も沸きが早いフラッシュを持って行きました
展望デッキで腰をおろし、「ラ王」というカップ麺を食べました フラッシュで丁度良い湯量でした
まさにプライスレスのレストラン
それから黒磯の町近くまで行って買い出しをしてから板室温泉「グリーン・グリーン」で汗を流しました 65歳以上は200円です
5月5日 快晴
深山湖から鬼が面山を往復しました
迂回するように屈曲する林道を敬遠してショートカットで登りましたが下山は林道を忠実にたどりました
三角点のある山頂は笹薮の中にあり通常は誰も来ない様子でした
下山の林道は石ころが散乱して歩きづらく、登りに使用したショートカットを使った方が良かったかもしれません ただし急斜面なので60mロープとハーネスが必要です
下山してから黒磯へ買い出しをしてから板室温泉「グリーン・グリーン」でさっぱりしました
キャンプサイトでは今回のトリップ最後の夜を楽しみました
5月6日 曇り時々晴れ
目が覚めたのは4時半でしたが、しばらくまどろみました プライベート山行の至福のひと時です
7時半に起き上がって炊飯 幸子さんと二人では無洗米の量は0.8合がちょうどよい感じです
撤収は丁寧に行いました 私たちが来る前よりも更に奇麗になるようにゴミを徹底的に拾って車に積み込みました
撤収を完了しお世話になったキャンプサイトを10時15分に出発しました
途中の湧き水で車を停めて手を洗っていたら、勤め人時代の同僚だったNさんが通りかかって挨拶してくれました
「クライマーの獣道」は渋滞もなく順調につくば市内までたどり着きました
国土地理院の「地図と測量の科学館」に立ち寄りました
歳を重ねて脂身が苦手になった幸子さんと私
脂の少ない赤身のお肉はどうしても硬くなるイメージがありますが、
こうして熾火で焼くと柔らかく仕上がります
5月3日の夜は寒かった
沼ッ原湿原の「春りんどう」
沼ッ原湿原の「ショウジョウバカマ」
板室温泉のこいのぼり
JETBOILフラッシュの容量は1.0リットル
本体にすべての付属品を収納してシンデレラフィットします
バーナーヘッド+100gガス缶+五徳+スタビライザー+BicミニライターJ25
素晴らしい!
販売価格300円前後のカップ麺がやはり美味しいですね
例えば「日清ラ王」・「ニュータッチ凄麺」・「マルちゃん正麺」など
足元には「春りんどう」が咲き、カタクリの葉が顔を出していました
鬼が面山の三等三角点1262.0m
本当の山頂は1271mで東北東に100mほど離れた地点にあります
三等三角点の場所にはこのような標識があります
鬼が面山のGPSログ
青いマル印の部分にフィックスロープがありますが強烈なテンションがかかっているので、登りにはハーネスとタイブロックやマイクロトラクションがあると安心です
下りに利用する場合はフィックスロープのテンションが強すぎるので通常の下降器をセットできません もし、私がガイドとしてこのルートを案内する場合にはハーネスにHMSカラビナ2枚で下降します こうすると下山時に大きく迂回する林道を利用しないで済むため負荷が著しく軽減されます
四日間にキャンプサイトで使用したガスはCB缶1.5本
薄切りの肉は一瞬で火が通ってしまうので食べる人が、自分の食べる分をその都度焼くのが良いようです
国土地理院「地図と測量の科学館」では“山の「地図と測量」”という企画展示を6月23日まで行っています
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