2005年10月16日日曜日

デジカメの話



しばらくカシオのGV-20を使用しているが、この機種は解像度200万画素でホームページに掲載する分には大きな不満は感じなかった。
ところが、昨年同じ200万画素のCanonPowerShotA60を購入した。ためしに丹沢の葛葉川で撮影してみた。同じ200万画素なのに画質の差に唖然とした。CASIOとCanonの差は曇り空の下でのノイズの多寡である。特に沢の中や、ブナの森の中、そして日陰になった岩場。
もちろん快晴の青空のもとではCASIOもノイズはない。
差を知ってしまうと、貴重な一瞬をこんなカメラで捉えることが後悔されるようになった。 しかしながら防水されていないデジカメを沢の中に持っていったらひとたまりもない。したがって、昨年の上ノ廊下の写真は三台のカメラで撮影されたものである。沢の中ではCASIO-GV20と銀塩カメラのCanonD5、そしてキャンプサイトではCanonPowerShotA60。

そこで、今年は夏に向って二台のデジカメを購入した。
一つはIXY。これはケルンへ行く長女に1GBメモリカードとともに持たせた。撮影解像度を200万画素に落として1,000枚の撮影が可能な設定にしておいたが、彼女は800枚を撮影してきた。彼女が撮影したミサのショットを見るとノイズはほとんどない。ゴシック様式の薄暗い教会内部のショットでもノイズがないのである。
次に200万画素の解像度とは引き伸ばしたときにどの程度なのかを試したくなり、勤務先の業務用フォトプリンタで出力してみた。
A2サイズでは銀塩カメラとの差を判別するのは困難な状況。
A1サイズで出力するとさすがにギャザリングが認識できる。もちろん作品から2mも離れると銀塩カメラとの差を顕著に感じることは出来ない。

もう一つは、CanonPowerShotA80。あわせて防水ケースも購入した。山で使うには電源が単三乾電池であることが必須と思う。
ただし、ケースが大きい。縦走や沢歩きなら何とか我慢できるが、クライミングでは相当なハンデとなるだろう。

そう考えると、画質の悪いCASIO-GV20だが、コンパクトで衝撃に強いと言う特性を考えると、まだまだ活躍しそうである。

さて、次はデジタル一眼である。
買い時を探っている人も多いと思う。私もその一人だ。解像度の画素数ではA1版にプリントアウトした場合600万画素だと私では銀塩カメラと識別は困難。 写真の仕上がりはノイズの多寡や色作りに大きく左右されることを知ってしまうと、800万画素でもう充分というような気もする。

EFレンズを何本か持っている人にはEOSの動向が気になるに違いない。私もその一人である。
しかしながら、私のように自ら登りながら、厳しい自然条件の中でパートナーのクライミングを撮影することを主体としている場合には、よくよく考えてみると、シャッターチャンスにカメラを被写体に向けることが出来るかどうかがポイントになるような気がする。
すなわち機動性である。
そう考えるとCanonの現行商品の中ではベストチョイスはPowerShotA620かな?防水ケースも用意されているし、電源は単三乾電池。解像度も710万画素。
もう一つはPowerShotS2IS。単三乾電池駆動で、500万画素。なんといっても光学式手ぶれ補正がついている。これが沢の中や、日陰となった壁の中で威力を発揮するだろう。これに防水ケースがオプションで発売されれば最有力候補ということになるだろう。

山岳写真家というと山岳風景を撮影することが多いようだ。その場合には機動性よりも画質が優先されるのだろう。
一方、私は登山者でありクライマーである。私の被写体は登攀者であり登攀行為そのものである。登攀シーンでは機動性が優先される。 山岳風景ではないのである。
そう考えると機動性で最も優れるのはCASIOのGV20ということになる。