下山の時に初めて太陽の光を浴びることができた
昨年は大怪我をしたので昨シーズンはアイスクライミングには行っていない
「久しぶりにアイスクライミングへ行こうじゃないか」ということで日帰りで八ヶ岳赤岳鉱泉にあるアイスキャンディーに行ってきた
アイスキャンディーは、シーズン初めにムーブを確認するには最適のゲレンデである
さて、アイスクライミングへ行くためにまず必要なのはスタッドレスタイヤへの交換だ
昨日は17時に帰宅し、息子に手伝ってもらいタイヤ交換を行った
ヘッドランプを点けて作業を進めたが、ほとんどの作業は息子がやってくれた
タイヤ交換は1時間で完了
それからクランポンのモノポイント交換やアックスのドライピックからアイスピックへの交換などをあわただしく行って19時半に自宅を出発
息子に運転してもらい、私は助手席で晩酌モード、妻は後部座席で就寝
22時半に「道の駅小淵沢」へ到着
八ヶ岳への夜行前泊地として「道の駅小淵沢」は最適な場所だと思う
コンビニ「ローソン」があるので夕食や朝食に不自由しない しかも美濃戸口まで20kmと近い
水銀灯に照らされた道の駅の駐車場にダンロップのV6を張って就寝した
翌朝は5時起床 5時半にローソンへ行く
朝食用の弁当を電子レンジで温めてもらえるのがうれしい
ローソンの駐車場でゆっくり暖かい弁当を食べた
食後、ローソンの駐車場でギアのチェック
ここで妻がハードシェル上下などを家に忘れてきたことが発覚
ハードシェルとウィンターグローブなしに入山することは不可能
妻には温泉にでも行ってもらおうということでひとまず出発
美濃戸口から美濃戸への林道には雪が全くなく、夏道と同様だったのはありがたかった
美濃戸の赤岳山荘で息子と私を下してもらい、妻は小淵沢の温泉「延命の湯」へUターン
今日は最初からアイスキャンディーの計画なのでアイススクリューやクィックドロー不要でザックも軽い
昨年の骨折で右足首が変形し、ハードブーツでの長時間歩行にまだ不安があるのでゴム長を履いて6時40分、美濃戸の赤岳山荘を出発
ザックが軽いので順調に進み、8時20分に赤岳鉱泉到着
すぐに休憩用の小型テントを設営 テントの中に入ってガスバーナーに点火して暖かい飲み物をゆっくり飲んだ
9時になったのでアイスキャンディーを登るための手続きのために赤岳鉱泉へ行く
注意点としては
シングルロープが必須になっていることだ ハーフロープだと場外退去処分になる
それと支点用のスリングはソウンスリング2本が条件
ロッキングカラビナは5個必要(支点用2、ビレイループ接続用2、ビレイディバイス用1)
ヘルメットとサングラスも必携
午前中のまだ早い時間なのでアイスキャンディーには人影も少ない
空いているエリアの中でもっともバーチカル度が高いラインにトップロープをセット
シーズン初めなので氷は発達中でありつららの集合体になっている
これをバラバラと落としながら登る
数回登ると氷も安定した
午前中に息子、私それぞれ7回づつ登った
関東地方は快晴との天気予報だったが八ヶ岳の天候は芳しくない
標高2500mから上はガスに覆われ大同心の姿も全く見えない
12時になったのでテントへ戻り1時間ほどの昼食タイムをとる
13時からアイスクライミング再開
午前中は空いていたアイスキャンディーだが午後から混み始めた
14時を過ぎる頃にはロープがすだれ状に下がった
息子曰く
「日和田状態だ」
これには笑った
結局息子は12回、私は15回登り15時に登攀終了
すると息子が
「あそこにいるのは重田さんじゃぁないかな?」という
まぎれもなくいつも習志野市東部体育館クライミングウォールで一緒に登っている重田さんだ
重田さんは昨日から入山して赤岳横岳縦走を試みたが、悪天候で断念し、今日は赤岳鉱泉でぶらぶらしているのだという
アイスクライミングギアも持ってきているのでアイスキャンディーを登りたかったけれどビレイする人がいなかったのだという
もっと早く重田さんに気が付けばよかったが、仕方がない
私たち親子はこれから下山することを告げると
「なんだ~、冷てえなぁ~」
とがっかりしていた
土橋さんに年齢が近い重田さんは土橋さんと同じように私の尊敬の対象であり私の目標でもある
テントを撤収して15時半に下山開始
迎えに来てくれた妻とは17時に美濃戸口で合流
下山はゴム長ではなくハードブーツを履いたが、多少の痛みはあったものの大きな問題にはならなかった
妻は「延命の湯」でゆったりとして疲れがとれたといっていたから、アイスクライミングよりも、むしろ良かったのかもしれない
美濃戸から息子の運転で家路についた
途中、藤野PAで一度休憩し小仏トンネル・首都高ともに渋滞に巻き込まれることもなく20時38分に四街道の自宅に帰着できた
運転ご苦労様でした
傾斜は強いけれど、凹凸があるので登りやすい
息子が使う「防寒テムレス」
ちょっぴり使わせてもらったが、アイスクライミング用としてもなかなか具合が良い
昼食時にゆったりできるスペースを提供してくれたテント
このテントは定年退職するときに職場のメンバーから贈られた記念品
帰りがけに撮影したアイスキャンディー
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