【8月9日】
午前中カトリック西千葉教会のミサに与った
今日は長崎の日でミサの中でも平和への祈りがささげられた ボランティアのつとめを終えて帰宅し、装備チェックをして14時に素直さんと出発した
計画していたのは双六谷 食品乾燥機をおよそ四日間(96時間)稼働させて作成したドライフーズ中心の食料計画は、ある意味で今回の山行の目玉かもしれない
途中でYさんをピックアップして中央高速を新穂高を目指して走る
車中で明朝の新穂高から双六発電所までのタクシーの手配を試みたが「8時以降でないと無理」ということで不可 下山時も15時までに連絡してくれという 濃飛タクシーではなく、神岡の個人タクシーだったら可能だったかもしれない
車を新穂高に置いておくプランが不可能になったので、今日は奥飛騨の適所で車中泊して明朝、車止めゲートのある双六発電所へ向かうことになった
双六谷を登るときに第一に考慮すべきは「エスケープルートがない」ということだろう 増水した双六谷は手の施しようがなく、おさまるのを停滞して待つしかない このため今回の計画では二日間の予備日を用意していた
また、谷底なので電波が届かないので外部との情報交換も遮断されるから頼りになるのは小さなAMラジオだけになる 20年前の山登りに戻る感じだ
中央高速を走行しているときも1時間おきに気象情報をチェックしていた前日までの予測ではまずまずの天候だった 安房トンネルを突き抜けて平湯を経て道の駅「奥飛騨温泉郷上宝」を一夜の宿としてお借りした アスファルトに銀マットを敷いて寝たが夜中に雨模様となり、軒下に避難したが装備が濡れた 気象の状態は徐々に悪化しつつあることを確認した
【8月10日】
撤収して双六発電所へと向かう 天気予報はますます悪くなっていく 晴れるのは今日だけでその後三日間悪天候が続くとしている この状態で出発すると打込谷の手前にある壊れたつり橋地点で三日間の停滞が予想された ひょっとすると大きく崩れないかもしれないが、それは結果論 電波状況の良い「ヤマザキYショップ上宝店」までいったん戻って、最新の情報を確認する さらに不安定な天候へと予測が修正されている とても残念だが双六谷の計画をこの時点で中止とする
さて問題はこれからどうするか?ということだ 用意しているのは沢装備だけだから、穂高や小川山廻り目平へ転身してクライミングという選択肢はない
しばらく考え込んでいたが、大昔に細田さんが「奥飛騨に沢上谷(“そうれだに”と読む)という美しい沢がある」と言っていたのを思い出した 場所を確認してみると目と鼻の先だ ただし詳しい情報は持ち合わせていない 留守宅に計画変更を通知して沢上谷へと向かった
途中で私たちのクラブの会員パーティーが上高地の小梨平キャンプ場で熊に襲われたという知らせが入った
さて、沢上谷 9時過ぎに遡行を開始し11時半に遡行終了 大滝は見事なものだった 終了点が林道なので、林道を一時間ほど歩くと駐車地点に戻ることができる
車に戻って国道まで戻ると上高地の熊情報の詳細が入った 会員のテントが引き裂かれザックを持っていかれたというが、幸いにも怪我はなかった その後、近くのテントが再び襲われ50代の女性が10針の大けがを負ったという それを聞いた素直さんは「善六でなければいいが・・・」と心配している 日本山岳会上高地山岳研究所の監視カメラに時々写る熊を会長の古野さんが善六と呼んでいるらしい
まだ12時過ぎだが今宵もう一泊して明日帰京することになった 平湯キャンプ場は満員で予約できなかったが奥飛騨温泉オートキャンプ場に空きがあった このキャンプ場は道の駅に隣接されており場内には露天風呂が用意されている サイトにタープを張って一夜の宿とする 栃尾の交差点まで1.5kmの至近距離にある 栃尾には酒屋とスーパーマーケット、宝橋を渡ったところにAコープがあるので重宝する
食事は双六谷で食べる予定だった乾燥野菜を使用したメニューがふるまわれた 日中は強い日差しに閉口したが、日が暮れると涼しい風がタープの下を吹き抜け快適な一夜を過ごすことができた
沢の中での幕営と同じようにタープを張って、その下で寝た
のんびり起床して朝食 朝食はきつねうどん! お手軽メニューに思うかもしれないが粉末めんつゆ+乾燥油揚げ+あげ玉+わけぎというなかなか凝ったもの 美味しかった 安曇野を走っていると北アルプスは雲に覆われていた
カモシカ松本店に立ち寄ったが開店時刻まで1時間あるのであきらめて高速道路にのった
中央高速を走っていると車の外気温計は38℃を示していた
スマホでリビングの室温をチェックすると26℃
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