2019年3月から印西クラックの運営にかかわり始め、2年前からは責任者として運営を続けてきました
印西クラックは高さ10mの壁で、ロープによるビレイが必要です
このためボルダリングジムに比べると桁違いの安全管理が求められ、それに対応できる管理者の確保が欠かせません
ですからたくさんのクライミングジムがありますが、そのほとんどがボルダリングジムで、リードができるクライミングジムはごく一部に限られます
そういった意味でも貴重な印西クラックですが、クラッククライミングに特化した前傾壁とクラック専用のボルダリングエリアを有しているジムでもあります
さらにマルチ、レスキュー、懸垂下降、エイドなどのトレーニングも可能としている点を考えると、私の知るところでは国内唯一の商業クライミングジムではないかと思います
この貴重な施設をなんとか維持していきたいと考え昨年からは私の本業である山岳ガイドの仕事を大幅に削減して印西クラックの運営にあたってきました
運営自体は数名の印西クラック運営委員会のメンバーが交通費も含めてすべて無償で店番をするということで営業を続けていますが家賃すら払えない状態です
運営委員会とはいえ実際に店番をしてくれるメンバーは3~4人しかおらず、半分以上は私が店番をしているというのが実態で、私が都岳連や山岳ガイドの仕事で店番ができない土日は休業となる場合があり、収益減が状況を更に深刻なものにしています
今月いっぱいで廃業したいところでしたが、賃貸契約期限が2023年4月11日まで1年残っている段階で投げ出すというのも無責任のように思え2023年3月までは営業を続ける予定です
しかしながら無償ボランティア店番の手当てがつかないという現状に変わりはなく、私も都岳連と山岳ガイドに重心を戻しつつあるので、状況改善の見通しは立たず、3月15日このような提案をBigHopと田村さんにいたしました
上田さんつながりの茨城、栃木のクライマーもたくさん来てくれました
本当にありがとうございました
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