黒沢F2
今年の冬は幾度も強い寒波に見舞われ、各地のアイスクライミングエリアは当たり年だったようです
昨年末から2月13日まで孫たちが我が家で暮らしていたので、今年の冬はどこへも行かず孫たちと遊んですごしました
2月13日に孫たちが南フランスのニースへ行ってからは寂しくなった我が家ですが、Lineを使って動画を送ってくれるのがとても嬉しくて、グーグルマップを参照しながらニースの中の撮影場所を想像したりしながら楽しんでいます
さて、孫たちがいなくなったので「ガイド&都岳連」のスケジュールをたくさん企画して公開しました
イースターの4月16日17日を除いて8月中旬までほとんどの土日が「ガイド&都岳連」のスケジュールとして公開用Googleカレンダーに書き込まれました
すぐに常連のみんなが申し込んでくれました
それで今日は素直ガイドと足尾に行ってきました
それで松木沢黒沢へ行ってみると滝つぼに張っている氷が薄くなって踏み抜く恐れのあったのはF1だけでF2、F3は見事な氷瀑となっておりました
ここのところの暖気で緩傾斜部分の雪が融け、その為に氷が大きく露出し厳冬期よりもスケールアップした氷瀑になっていました
気温が5度前後とアイスクライミングにしては異様な高温下でしたが十分に楽しむことができましたが、登っている間にも氷はどんどん融けていきます
素直ガイドにアイスクライミングを教えたのは彼が高校1年生だった2008年2月の足尾でした
あれから14年 安定したフォームでリードしていきます
アイススクリューについては
- 凸より凹の場所に打つ
- ビレイステーション等に複数のスクリューを打つ場合にはそれぞれのスクリュー長の1.5倍の半径を持つ円が接しない間隔を保持する
- スクリューの先端が岩に接地した時点で氷の剥離が進行する
- フィックスロープの支点、トップロープ用の支点、振られ止め支点など長時間使用する場合にはスクリューの素材となっている金属の熱伝導率に応じた氷の融解が発生する
ざっとこんな感じでしょうか
足尾はアプローチの林道が2時間歩行なのでうんざりします 昔は車で入れたのですがある事件があってゲートに自動ロックシステムが設けられたのです
今年は治山工事が松木沢ジャンダルム近くまで行われており、そこまでは歩きやすくなっていました
しかしながらその先は崩壊がますます進んでいます
その崩壊しつつある林道にはカモシカと鹿の遺骸が4体ありました
今年の厳しい冬を越えることができなかったのでしょう
帰りは林道の途中からヘッドランプを出して歩きましたが途中でヘッドランプを消しました
なぜ?
月明りが美しかったからです
19時ちょいすぎに銅親水公園駐車場にたどり着き、22時10分に帰宅できました
来週の土日は八ヶ岳の予定です
ジャンダルム付近まで行われていた護岸工事
対岸の林道から見る黒沢
黒沢F2
黒沢F3は60mのロープでギリギリでした
下降は懸垂
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