今日は都岳連ハイマウンテンスクール夏山編実技2で西丹沢鬼石沢へ行って来ました
目的は引き続いて読図で、先週よりも一歩踏み込んでGPSを一切使わずに「地形図の等高線を読み切る」というものです
等高線の微妙な屈曲が実際の現場の地形ではどうなっているのかを比較/参照しながら現在地を確定し登っていきます
自然物である山襞の一つ一つを感じながら登る行為は、自然が提供してくれている小さなシグナルを見過ごさない感性を磨くことにつながります
それは地形だけでなく、風に感じる温度差や湿り気だったり、雲の流れだったり、踏みしめる腐植土の感覚だったりします
山登りというものは「自然に対する感受性を高めていく行為」というのが私がガイド登山で伝えていきたいメインテーマの一つになっています
さて、
昨日まで猛暑日が連続している関東地方ですが、台風4号の影響により天候の潮目をむかえたようです
陽が射し込むことはほとんどなく曇り空から雨が落ちてくるというような天気でした
高温多湿の森の中ですが、沢沿いに登っていく分には不快感はありません
苔の美しさに目を奪われながらの遡行が続きました
標高1100m付近にある3mのチョックストーンレイバック小滝の手前に冷たい清水が湧いていたのでペットボトルに汲んでみると、見る間にペットボトルの表面が結露していきます まるで冷蔵庫から取り出したようです 飲んでみるとキンキンに冷えていました
先週まではエゾハルゼミの鳴き声が聞こえていましたが今日は時折鹿の声が聞こえるだけです
稜線へ出て遡行を終了し登山道を下降している最中は暑さを実感しました
体全体がゆでだこ状態で汗が吹き出し、その汗が目に染みて痛いのです
こういう時には車に乗り込む前に沢の中で水浴びをすると、火照った筋肉が一気に冷却され、さっぱりしてとても気持ちが良くて最高です
車に到着して早速、タオルと着替えを持ってサンダルに履き替えて水浴びをしました
頭から水をかぶって、着替えました 手桶代わりにコッフェルを持ってくれば良かったかもしれません
この季節の丹沢の帰り道で楽しみなのは道の駅「山北」で販売されている農産物の中に「すもも」があることです
残念ながら営業時間内には間に合いませんでした
いつもながら東名高速は綾瀬バス停を先頭にした渋滞があって港北パーキングエリアで素直ガイドに運転をバトンタッチして自宅を目指しました
05:30 自宅07:00 新松田 08:0008:30 西丹沢ビジターセンターにて登山計画書提出08:51 大滝橋先駐車スペース09:24 マスキ嵐沢入渓点10:02 一軒屋避難小屋 10:2312:07 鬼石13:24 レイバック小滝14:08 稜線1235m14:47 大滝峠上15:23 一軒屋避難小屋 15:3516:02 マスキ嵐沢入渓点16:30 大滝橋先駐車スペース20:20 自宅
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