2021年5月5日水曜日

白馬岳主稜

Yさん撮影

今年のGWは天候不順でした
白馬岳主稜を5/1と5/5の二回企画していましたが、4/29の段階で両日共に悪天候が予想されていました
好天は5/4に訪れるようだったので二回の企画を一回に統合し、5/4に実施することを参加者の皆にメールでお知らせしたのが4/30
直近の変更だったのでメンバーはスケジュール調整が大変だったと思いますが、全員から参加するとの返事をいただきました もともとガイドレシオ3で計画していましたので、素直さんの協力を得ることによりガイドレシオ3を維持することができました

5/3
13時に八重洲を出て雨模様の白馬村の宿に到着したのは17時 荷物を置いてから木崎湖の湖畔にあるカイラスショップへ行ってみました
カイラスショップには廣川さんが単身赴任しているということだったので様子を見に行ったのです ズボンを購入しました 宿で持ち込んだコンビニ弁当を食べ20時前に就寝

5/4
快晴 3時起床
途中のコンビニで朝食を仕入れ猿倉に4時到着し、Mさんと合流
白馬尻から白馬岳主稜上の2160mの小さなコルまで結構きつい登りになります
小さなコルから早速ロープフィックスをして2237m峰まで上がりました
白馬岳主稜は前半に2か所ほど落ちるとただことでは済まない急斜面があるのでロープをフィックスして登高 7人パーティのロープフィックスはとても時間がかかりました
中盤からは快適な雪稜となるので1対2と1対3の2バーティーに分かれてショートロープに切り替えてスピードアップ 
最後の雪壁は再び1パーティーに統合し、素直さんがリードしてロープをフィックスし、他のメンバーはマイクロトラクションで通過 フィックスロープのアンカーは堅雪を深く掘ってスノーバーをT字に埋め込む方式で万全でした
17時に白馬山荘に到着
お客さんは私たちだけでした 夕食は18時 お肉たっぷりのカレーライス 私は一つ650円のワンカップを二つだけ吞みました このご時世ですから懇親会なども一切しないで各自の部屋へ戻りました
暖房が最小限になっているので少々うすら寒く布団を三枚重ねて19時前に就寝しました
真夜中に5人パーティーが到着したことを翌日知りました
一晩中強い風が小屋を揺らしました

5/5
5時に起床し、自炊室で湯を沸かしてコーヒーを淹れました それも豆をミルで挽いて・・・
コーヒー好きの嬢の笑顔が見たくて担いできたのです
6時朝食 ご飯をお替りしてたくさん食べました
7時に下降開始
2018年白馬岳主稜で幸子さんと大雪渓を下った時には快晴で放射冷却で雪が固くしまっており怖がる幸子さんをショートロープでビレイしながら下りました
今回は気温が高いために雪が柔らかく急斜面も不安なく下れましたが、時々膝近くまで雪を踏み抜くことがありつかれました 途中からかなり本格的な降雨となりました 白馬尻では行きがけに置き忘れたと思われるMさんのナルゲンを探しましたが見つかりませんでした
10時過ぎに猿倉着 みみずくの湯へ直行し冷えた体を温めて着替えを済ませると幸せ気分100%
下山報告のメールを入れ、家路につきました
ゴールデンウィーク最終日でしたが中央高速の渋滞は小仏トンネルを先頭にして15kmと比較的軽微なものにとどまり明るいうちに帰宅することができました

動画はこちら

道家さんに教えてもらった前日に宿泊した白馬村の宿は五竜ドライブステーション
一泊2750円(税込) 飲食持ち込み可で電子レンジとポットが用意されています
Yさん撮影

猿倉から白馬尻までは夏道の樹林帯を歩く 素直撮影

白馬尻まで来ると白馬岳山頂とそれにつながる主稜の全貌が見渡せる
Mさん撮影

真正面に見える小さなスノーコル2160mへの最後の登り

2160mの小さなコルからの登り

2237m 峰への登り ここもロープをフィックス

2237m峰を越えると雪稜は顕著になる ヨーロッパアルプスのようにも感じられる
Mさん撮影

2峰まであと少し Mさん撮影

頂上直下の雪壁 Mさん撮影

2018年に比べると雪が少ないことがわかる
しかしながら白馬岳主稜自体は2018年よりもたっぷりと雪をまとっていた
Mさん撮影

 白馬山荘内部

白馬山荘から望む富山湾

足取りも軽い下山の日 Yさん撮影

お世話になったレンタカー
722km走ってくれました

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