2012年9月11日火曜日

南アルプスから帰ってきた息子


息子が一週間ぶりに南アルプスから帰ってきたので撮影した写真と共に話を聞いた
今回の山行は合宿ではなく個人山行として位置づけられたものだという

写真の中に、準備をしている山岳部の部室の内部を写したものがあった。そこには各人が背負う共同装備と食料がそれぞれ何キロになるかを細かく記述したホワイトボードが写しこまれていた。



実際に山を登っている写真も興味深いが、このような装備をどのように分担しているのかということは、その山岳部の風土を反映するのでむしろ目を引く。
ホワイトボードの写真を仔細に見て見事だと思った
上級生から下級生まで重量が均等になるように配分されていたからだ

40年ほど前には山岳部というと激しいシゴキをおこなっている大学もあった。なぜこのようなことになったのかといえば、それはやはり太平洋戦争の影響だといわれている。戦前の山岳部は自由闊達で個人を尊重する風土を持っていたが、徴兵された学生たちが戦争が終わり復員して復学した時に軍隊の悪しき風土を山岳部へ持ち込んだというのである。

先日、夏山合宿の報告書が届いたので、それに目を通すと上級生が弱い下級生をかばいながら合宿を続けていた様子がしるされていた。

感心したのはそれだけではない。山岳部を愛しているOBの存在だ。山岳部が好きで好きでたまらないというOBがたくさんいて、彼らが監督なりコーチとなって陰からバックアップしているのである。そして驚いたのが彼らOBは学生たちにバックアップはしても負担はかけないということを徹底していることだった。OBはテントも別で、自らが使う装備のすべてを自らが背負うというのである。

さらに興味深いのが、現役の学生たちだ。学生たちがそれらOBの期待に応えて、なんとか目的を達成しようと懸命に努力している様子が手に取るようにわかるのである。目的を完遂するために上級生が下級生をかばいながらパーティーとしてのパフォーマンスを最大化しようと懸命に努力する。
そういう風土には下級生たちもすぐに気づくのではなかろうか。現に息子の口から出る言葉は上級生に対する称賛の言葉だ。

どうやらとてもいい山岳部のようだ

早川尾根小屋の犬だという・・・

間ノ岳

新装なった白根御池小屋


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