2017年6月21日水曜日

コスミックバットレス レビュファルート

朝の散歩を終えて朝食をとってまもなくENSAブルーノ教官がやってきた
昨日打ち合わせの通り、コスミックバットレスレビュファルートを登ることになった
このルートは終了点でコスミック山稜の核心部へと合流するルートでモンブラン山群特選100コースでは簡単なルートとして紹介されているが、現在ではオールフリーの難しく素晴らしいルートだとブルーノ教官は言う
ミディ山頂駅から雪稜を下り、ミディ南壁の下を通過してコスミック小屋の手前からコスミックバットレスの取付きへと雪壁をトラバース
すでに先行パーティーがいる

取り付きで支度をする
教官だけがハードブーツで山本ガイドと私はラバーソール
しばらく待って登り始めた
花崗岩特有の豪快なクライミングの連続 残置ピトンはほぼなく、カムで支点をとりながらブルーノ教官は登っていく
5.12cをオンサイトするブルーノ教官にとってはたとえハードブーツを履いていたとしても、この程度のラインは簡単ということだと思う
非常に息が切れる
昨日、一昨日と二回ミディ針峰までロープウェイで登っているが、実際に難しいクライミングをするときには息を止めることが多く、無酸素運動になる
3842mでの無酸素運動はとても辛く、高度順化が十分でないことを思い知らされた
コスミック山稜に関しては2011年に妻と登っているが、その時には4000m峰を二つ登り、マッターホルンもソルベイ小屋まで往復しており、高度順化ができていたので、息が切れるということは全くなかった
2011年当時に比べるとクライミング能力ははるかに勝っている私だったが高度順化を甘く見てはいけませんという勉強をさせてもらった
コスミックバットレスを登り終り、コスミック山稜に合流した
合流地点は懸垂下降ポイントの少し下だった
コスミック山稜は人気のルートなので大渋滞
だがブルーノ教官はお構いなしで他のパーティーをゴボウ抜きしていく
一つにはガイドたちがENSAのブルーノ教官に敬意をはらって譲ってくれるというのもあるし、ブルーノも渋滞している正規ラインを迂回しながら容赦なく登る
高度順化が十分でない状態で、このスピードについていくのは容易ではなかったが山本ガイドも私もそれなりに頑張ってミディ山頂駅のテラスに到着
やれやれ、といった感じである
ロープウエイの乗車もENSA教官は特別扱いで、長い列に並ばないで優先的に乗せてくれる
昨日もきつかったが、今日も別の意味できつかった
明日は長大なアプローチを経て山奥へ行くという