2021年7月4日日曜日

三斗小屋温泉大黒屋旅館と井戸沢遡行


この土日は都岳連主催のハイマウンテンスクール黒部源流赤木沢の実技-2でした
実施場所は那須の井戸沢
初日に三斗小屋温泉大黒屋旅館まで入り、部屋の中でロープ講習会
翌日早朝に出発して井戸沢を遡行するという計画です
本山行は8月13-15日に予定している赤木沢の予行も兼ねています

関東地方から東海地方にかけて線状降水帯が停滞して、私の住んでいる千葉県四街道市でも金曜日の夜から大雨警報が発令されています
そして土曜日の朝、首都高を走っているとラジオからは避難指示、各種警報の発令情報がひっきりなしに放送されています JRを始めとしてほとんどすべての公共交通機関は運休し東名高速なども通行止めとなったようです
これほどの悪天候でしたが、予測通り東北自動車道を北進するにつれて、雨はやみ、路面も乾燥し始めました
深山ダムの奥にある白湯山林道ゲートから歩きはじめる頃には夏空が時折見え、高湿度もあって汗びっしょりになって三斗小屋温泉大黒屋旅館に到着しました
大黒屋に到着する15分前から小雨が降り始めましたが深いブナの森をたどる小道には雨粒はほとんど落ちてきませんでした

大黒屋旅館には30年近く前の晩秋の頃に勤務先の気の置けない「ちょい悪おじさん達」と一度泊まったことがあります
大黒屋旅館には、風呂は岩風呂と檜風呂があります 檜風呂は窓ガラスが大きく暮れなずむガスにおおわれたブナの森を眺めながら、うっとりです
夕方になると廊下には石油ランプが灯り食事は部屋まで膳で運ばれます
藤沢周平の小説に出てくるような時代へタイムスリップしたかのようです

そして翌日
早朝出発の私たちは朝食に与ることができません
宿の人がお茶とお菓子を用意してくれました
いったん三斗小屋宿跡まで下降し、井戸沢を遡行しました
途中から小雨模様となりましたが、遡行に影響はありません
小さな滝も含めてスタカットによるビレイを行いました
下降は2009年に刈払いが行われた会津中街道を使いましたがあっという間に三斗小屋宿跡まで下ることができます
ただし地面がぬかるんでいる箇所があるので、沢靴のままで下降しました
帰りは板室温泉幸の湯で汗を流し、家路につきました






7/3
08:00 八重洲
10:30 戸田交差点 スーパー池上にて買い出し
11:14 白湯山林道ゲート出発
12:33-12:50 三斗小屋宿
14:25 三斗小屋温泉大黒屋旅館

7/4
04:30 大黒屋旅館出発
05:31 三斗小屋宿跡
06:01 遡行開始
06:37-07:16 F1
09:23 二俣1390m
09:36 奥の二俣1438m
11:48 稜線1781m
12:04 流石山
12:51-13:01 大峠
13:26 会津中街道分岐点
14:02 那珂川本流渡渉点
14:26-14:38 三斗小屋宿跡
15:00 白湯山林道ゲート到着
板室温泉「幸の湯」入浴、黒磯板室IC経由、八重洲
19:30 四街道帰着

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