この土日はロープレスキュー技術の講習と評価を主な目的として三ツ峠で過ごしました
長期幕営縦走山行など「深い山登りの経験」を通して山の危険性を十分に承知していることがガイドとして必要な経験のベースになりますが、ロープレスキュー技術は「深い山登りの経験」とはあまり関連性がありません
従って「付け焼き刃」が通用する分野とも言えますが少々複雑な操作が必要なので、定期的な反覆練習が必要です
ガイド志願者の意識レベルは非常に高いものがあり、私たちと同じように青春時代のすべてを山に費やした人がほとんどです
受け入れる私たちとしても、その期待に応えたいと思いますから、それが相乗効果になって毎年のように進化することができるのは、とてもありがたいことです
「ラペル時の結び目通過」の動画作成と公開などは、その典型かもしれません
さて、三ツ峠
ガイド志願者2人に講師1人の比率を維持したかったのですが、実際にはガイド志願者2人に講師0.9人という比率でした
トレックガイドとテクニカルトレックガイドの主任担当は宮崎ガイド
エキスパートガイドとサミットガイドの主任担当は素直ガイド
岩場に入ったとたんにすべてがビレイ状態となっているように、岩場にはヴィアフェラータのようにセルフビレイ用ロープを張り巡らせ、実演者には別ロープでビレイを施しながら実施しました
都岳連ガイド養成のロープレスキューは
「持っているのは普段使いのギアだけ」という“現実的な課題”を“技術と熟練”で解決したい
というスタンスなので明日からの山行でも使えるものばかりです
前回の谷川岳もそうでしたが、今回も非常に充実した実技講習になりました
懸垂下降途中からの登り返しのデモンストレーションは素直ガイド
使用した岩場は昨年に引き続き「天狗岩」
足元にはフィックスロープが設置されています
土曜日4/20の富士山
宿泊はいつもの「四季楽園」
行動範囲内のすべてにロープをフィックス
懸垂下降の途中からの登り返し
懸垂下降の結び目通過
懸垂下降の結び目通過
カウンターラペルによるフォロワーのキャッチと同伴下降
1/3の引き上げ
要救助者役は講師が担当
「天狗岩」の広場
私たちがいると“何だろう?”とハイカーが迷いこんでくるので要注意
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