2024年4月1日月曜日

「ブギウギ」の思い出と庭の春


新年度が始まりました
一昨日から夏日を記録するような陽気になって、遅い開花かと思っていた花々が一斉に咲き始めました
8年前に定年退職してからNHK朝の連続テレビ小説を見るようになりました
前回は笠置しずこをモデルにした「ブギウギ」でした
私の感想ではこの作品の魅力はステージでした
主人公の歌とダンス、そしてバックで踊るダンサー、更にはブラスを中心としたオーケストラの迫力に魅了されました
笠置しずこが引退したのは1956年で私が一歳を迎えようとしているころでした
生前の母が言うには「当時は能天気な歌に共感を持てるような状況ではなかった」とのことでした

戦前は庄屋の娘として何の不自由もなく育ってきた母にとっては終戦後にGHQ主導による農地解放が大きな分水嶺でした それは父も同じだったでしょう
そんな中でラジオから流れる能天気な「ブギウギ」に共感を持てなかったということだと思います
昭和30年代初めはテレビも一般家庭には普及していない時代でした
私が生まれた大分県中津市賀来という集落には同じ敷地内に御三家と呼ばれる隣接した三軒の旧家があって、それぞれ屋号で呼ばれていました
すなわち田中屋、田中屋新宅、竹田屋です
中津駅で「賀来へお願いします」とタクシーに告げると屋敷内まで入ってくれるような時代でした
テレビが一番最初に入ったのは、私が社会人になってお世話になった賀来龍三郎の竹田屋でした
楽しみにしている番組の時間になると田中屋新宅の境にある垣根の穴を潜って竹田屋に行ってテレビを見ていました
テレビが一般家庭に普及したのは東京オリンピックのころでした
そしてテレビが普及して最初の衛星放送で流れたのはケネディの暗殺の映像でした
アメリカ合衆国大統領ケネディはカトリック信者だったのケネディの演説を楽しみに待っていた私たちでした



最近の朝食はサラダ蕎麦ということが多いです

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