2005年11月12日土曜日

秋田のいしぶみ




秋田出張、11月10日の夜20時羽田発のANAで向った。
秋田市内のホテルへ入ったのは22時頃だったが、雷雨である。
雷雨は翌朝まで続いた。

6:00、ひょっとして朝のミサがあるのではないかと、雨の中を秋田教会へ向う。
平日のミサは、市内の修道院で行われていると掲示板にあった。
御聖堂の中で天使祝詞と「典礼聖歌208番」グロリアを歌う。

外に出て、御聖堂の右手を見ると碑がある。
近寄ってみると「秋田殉教碑」とある。

碑に刻まれた文言は次の通り
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一、きりしたん衆三十二人火あぶり、内、二十一人男、十一人女。
一、天気よし。
寛永元年(西暦千六百二十四年、七月十八日)旧秋田藩奉行梅津政景の日記より。 

夏、うだる暑さのなかで、あなた達は待ちつづける
主のみ手にゆだねるその瞬間を。

足もとのとろ火、きつい日ざし、
主よ、あわれみたまえ。

聖マリヤ、われらのために
祈りたまえ。

ただ、ひたすらに瞬間を待つ。
そして、すべてが成りおわる。

その夜から三晩、不思議な光が刑場の上空に輝いた。

今からおよそ三百六十年前、草生津(現八橋)の殉教者をはじめ、県内各地百数十人にも及ぶ殉教者を顕彰し、「天にみ栄え、地に平和」と祈りつつ、ここに殉教碑を建立する。

宣教再会百二年(秋田教会飛躍二年)
千九八六年(昭和六一)七月十八日
秋田カトリック教会信徒一同
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夜、仙台へ移動。

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