2005年11月3日木曜日

次兵衛岩





浦上天主堂でのミサが終わってから少し部屋でまどろみ、レンタカーを借りて9時頃佐世保方面へと向かった。途中で外海方面へ行くことにしてハンドルを左へと切り、山の中の細い道を走った。途中で道は整備された広いアスファルトになり、しばらく進むと道端に「次兵衛岩」という小さな標識があった。
ピンときた。
林の中へと続くコンクリートの道へ車をゆっくりと乗り入れ、200mほど行く。
路肩に車を止めて、歩き出す。
浦上教会での早朝ミサのいでたちだから、背広にワイシャツそしてネクタイ、靴は紳士用の皮靴である。
道は途中で登山道のようになった。紳士用の革靴のソールの為か苔むした岩にすべり、岩に手をついてしまった。岩がとがっていたので右の手のひらをざっくりと切る。仕方がないのでボタボタと血を滴らせながら我慢して歩く。
沢の左岸をしばらく進むと途中で右岸へと渡り、さらに上流へと導かれる。
道は途切れ途切れとなり、不安にかられながら注意深く進んでいく。40分以上歩いた。
こんなところまで来たことを少々後悔し始めていた。

それはドラマチックだった。

薄暗い沢の向こうに少し明るい場所があり、見上げると聖母マリア像の安置されているルルドだった。
美しい。
そこから岩屋はすぐだった。
黒崎教会の人たちが整備したらしい。
祈った。