2021年5月30日日曜日

ガイド研修審査を小川山で実施しました

5月29日-30日とガイド研修審査の為に小川山へ行ってきました
私が担当しているのは「サミットガイド」と名付けられたカテゴリーでバリエーションルートを登ることや講習会を開催することを認められたクラスです
想定しているのは一ノ倉沢南稜クラスを余裕をもってガイドできるレベルになります
ですから外岩の5.10をオンサイト出来る力量が求められます
この日に備え参加メンバーはシェイプアップした上で徹底的に登りこんでおり、皆さん素晴らしいリードクライミングを披露してくれました

2021年5月26日水曜日

瑞牆山の「大やすり岩」を登る


半年近く前にメンバー常連のSさんから「瑞牆山の"大やすり岩"って登れんですかね?」と尋ねられたことがありました
大やすり岩にボルトラダーがあることを知っていた私は即座に「登れますよ」と応えました
瑞牆山の山頂に立った時、あるいは小川山へ向かう途中の信州峠越えの道で観る瑞牆山の頂上近くに聳え立つ巨大な岩塔「大やすり岩」には目を惹かれます
たしかに登ってみたいと思うでしょう
共感を覚えた私は「瑞牆山"大やすり岩"」の企画を立ててメンバーに公開しました
参加条件はエイドクライミング経験者であること
フリークライミングであればロープの補助で多少は登れることもありますがエイドにそれを期待することはほとんど不可能です 事前に印西クラックでエイド講習会を実施するなどして準備を整えました

そして今日、日帰りで行ってきました
幸いにも天候に恵まれ、さわやかな初夏の青空のもとで爽快な一日を過ごすことができました
帰りがけには素直さん推奨のハイジ村クララの湯で汗を流しました
湯船から南アルプスの素晴らしい展望を楽しめる温泉でした
中央高速では皆既月食を見ながら車を走らせました

2021年5月24日月曜日

5人という大部隊で登った一ノ倉沢


今日、一ノ倉沢へ行ってきました
谷川岳一ノ倉沢では5月から6月に最高のシーズンを迎えます
出合からテールリッジ末端迄の厄介なアプローチが深い残雪によって埋め尽くされ、あっという間にテールリッジまで行くことができるからです

5人という大部隊なので素直さんにアシストしてもらいガイドレシオ2以内を維持することができました
前日の17時に八重洲を出発し、19時過ぎに水上のサンモールで夕食用のお弁当や惣菜の買い出しを試みましたが、この時間帯はすでに完売状態でした
仕方なくファミマへ行ったところ、こちらは商品豊富で助かりました
その夜は土合駅でステーションビバーク
土合駅のトイレは改修されて見違えるように清潔になっています
一方で駅舎内で火器を使う不届き者がいたためだと思いますが待合室が閉鎖されました
いずれ土合駅内でのステーションビバーク自体が禁止になるのは時間の問題のような気がします
登山指導センターのトイレ等を改修してくれれば、あそこで仮眠するのですが・・・

2021年5月22日土曜日

印西クラックの店番をしながら写真のピックアップ


BigHopの管理運営会社では印西クラックをより魅力的にするためのアドバイスをしてくれる
各テナントが隆盛すればおのずとBigHopに還元されるからだが、本当にありがたいことだ
多くのアドバイスの中に次のようなものがあった
「ジムの前を通りかかった人が思わず引きつけられるような写真を掲示してはどうか?」
それも山が好きな人、あるいは自然に興味のある人が目をとめる画像が良いのではないかと
印西クラックはトラッドクライマーやビッグウォールクライマーという超ニッチな顧客層をターゲットにした施設ではあるけれど裾野を開拓するのも重要だという意味だろう
そこで、今日は印西クラックにパソコンを持ち込んで店番をしながら過去の画像から意にかなう写真を選ぶ作業を行った

2021年5月19日水曜日

印西クラックで平日の講習会


先週五日間の小川山滞在は天候が今一つでしたが、それでも乾いた岩場を求めて結局登っていました
その結果、指先の皮は消耗し、指全体も腫れあがってコブシを強く握りしめることもできなくなっていました
帰宅してから月曜日火曜日と二日間クライミングを控えたこともあり、指の腫れもひいて正常な状態に戻りました

そして今日
十日前に実施したエイドクライミング講習会ですが、槍ヶ岳へ行っておりどうしてもその日に参加できなかったOさん
平日に有給休暇をとってでも受講したいという熱意に感動して、Oさん向けの特別講習会を印西クラックで行いました

2021年5月16日日曜日

モロクボ沢も雨

天候判断が難しい山行が連続しています
日本列島は4月下旬から悪天候のサイクルに入って、このまま梅雨になりそうです

今期二回目の沢として選んだのは西丹沢のモロクボ沢
西丹沢ビジターセンターを出発する時点ですでに雨
大滝はロープをフィックスしましたが、問題は大滝を巻いた後に沢へと戻るトラバース
これもフィックスしました

苔の絨毯をめでながら水晶沢の出合を過ぎて標高900m地点に到着
このまま遡行を続けると大幅な残業になる可能性が高いので、ここから善六のタワへ向かう枝沢を選択することに決定
小綺麗な沢で滝もなく容易でしたが稜線へ出る最後の30mがとても悪く、ここもロープをフィックスしました

2021年5月15日土曜日

ビレイ講習会


今日はビレイ講習会を印西クラックで行いました

恐らく見よう見まねでやっていると思われるビレイについて全25ステップに分けて詳細な説明と講習を行いました
どのようなビレイが理想的で、どのようなビレイが悪いのかについてはほぼ理解できたと思います
市販されている技術解説書についても間違っている箇所については指摘しています

2021年5月14日金曜日

ガイド企画の仕入れとクライミングシューズの購入


月曜日から五日間ほど廻り目平に滞在していました
目的はガイド企画の仕入れです
ところが天気が良くありませんでした
雨音をききながらタープの下でゴロゴロしながら五日間を過ごしてしまいました
とても寒くて往生しました
この時期はムーンライトのような大型テントを持ち込み、テントの中で食事をするなどの対策をした方が良かったかな

2021年5月8日土曜日

エイドクライミング基礎講習


それぞれに登りたい山があり、ルートがあります
屏風岩を登りたい
大同心のドームを登りたい
いずれはエルキャピタンを登りたい
そんなメンバーの為にエイドクライミングの基礎講習を行いました
エイドクライミングの今昔について少し説明しておくと・・・・
単純な動作テクニックとしては1970年代半ばに普及したシットハーネスによって大きく変わりました
突っ張りと巻き込みを中心としたやり方は廃れて5~6mのルーフが連続する奥鐘山西壁の正面壁を大きな疲労感を感じずに登れるようになりました
これがのちのフリークライミング移行への一つのトリガーになったのです

2021年5月5日水曜日

白馬岳主稜

Yさん撮影

今年のGWは天候不順でした
白馬岳主稜を5/1と5/5の二回企画していましたが、4/29の段階で両日共に悪天候が予想されていました
好天は5/4に訪れるようだったので二回の企画を一回に統合し、5/4に実施することを参加者の皆にメールでお知らせしたのが4/30
直近の変更だったのでメンバーはスケジュール調整が大変だったと思いますが、全員から参加するとの返事をいただきました もともとガイドレシオ3で計画していましたので、素直さんの協力を得ることによりガイドレシオ3を維持することができました

5/3
13時に八重洲を出て雨模様の白馬村の宿に到着したのは17時 荷物を置いてから木崎湖の湖畔にあるカイラスショップへ行ってみました
カイラスショップには廣川さんが単身赴任しているということだったので様子を見に行ったのです ズボンを購入しました 宿で持ち込んだコンビニ弁当を食べ20時前に就寝

5/4
快晴 3時起床
途中のコンビニで朝食を仕入れ猿倉に4時到着し、Mさんと合流
白馬尻から白馬岳主稜上の2160mの小さなコルまで結構きつい登りになります

2021年5月2日日曜日

不安定な天気による計画変更で今日は印西クラック店番


今年のGWの予定は次のようなものだった
4/29 西丹沢マスキ嵐沢
5/1-5/2 白馬岳主稜
5/5-5/6 白馬岳主稜
というわけで本来なら昨日白馬岳主稜を登って今日は白馬山荘から大雪渓を下降しているはずだった
しかしながら気圧の谷が日本列島を通過しつつあり、このコンディションで登るわけにはいかない 5/5からも天候がくずれそうだ
なんとか5/4なら登れそうなので日程を次のように変更して参加予定者に知らせた
5/3に東京を出て白馬村で前泊
5/4に白馬岳主稜を登って白馬山荘に宿泊 場合によっては宿泊せずに下山
5/5に大雪渓経由で下山

そんな理由で今日は印西クラックの店番ができることになった