まもなく創部100年を迎える日大山岳部のOBである素直ガイド
長期合宿で剱岳を春夏秋冬登り続けてきましたから、剱岳こそ彼のホームグラウンドと言っても良いでしょう
その彼が7月に剱岳源次郎尾根のガイドを企画しています
事前の防御・脱出トレーニングを終えた方々だけが応募対象となる企画ですが、参加申し込みをいただいた方へ次のような返信をしています
この当然のアドバイスですがとても具体的で良いと思いました
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源次郎尾根は体力をはじめとした総合力が必要なルートです
具体的には1.2kmの急斜面の雪渓の下降
藪漕ぎとクライミングを含む標高差1000mの岩稜・ガレ場登高
別山尾根からの下山も疲労の残る中きついアップダウンで危険個所の連続です
全行程エスケープも困難で引き返すことは容易ではありません
これらを通常の岩稜登山装備に加えてクライミングシューズ、アイゼン類、(途中水場がないので)3リットル以上の飲料水を背負って、標高3000m級の山岳で行います
気象条件も厳しいです
迅速に動いても10時間はかかります
これらの点を踏まえて、熱心な心肺機能のトレーニング、足腰の筋力トレーニング、当日までの体調管理は必須とお考え下さい
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