2024年4月28日日曜日

28.7度を記録した鹿沼の岩山


2日連続で都岳連プロガイド養成委員会主催のバリエーションスクール実技を行いました

昨日の湘南鷹取山から場所を大きく移して本日は栃木県鹿沼の岩山
鹿沼の岩山は古くからクライミングの防御技術や脱出技術のトレーニング場所として使われていた場所です

宇都宮周辺の岩場・・・すなわち古賀志や鹿沼は上田さんの奥様の実家があるので、上田さんが宇都宮まで往復に使う道を私は勝手に「クライマーの獣道」と名付けて利用しています
40年近く前にこの道を知ってからは高速道路を利用することはほとんどなくなりました
そういえば先月、宝篋山で宮崎さんに再会しました 上田さんや谷川さん、安藤さんにも会いたいな

さて、今回は都岳連の仕事ですから、特別な理由がない限り参加者と交通機関を共有したいと思い、初めて電車で鹿沼へ行きました

2024年4月27日土曜日

参加者の努力に敬意をはらいたい鷹取山トレーニング


都岳連バリエーションスクールの実技3で鷹取山へ行ってきました
天気予報は微妙なもので午前中は雨の可能性があることを告げていました

追浜駅に8時到着した時点では小雨模様でしたが、しばらく待てば雨が止むことはわかっていましたので、東屋で復習をして雨のやむのを待ちました

今日のテーマはフィックスロープの通過と懸垂下降

2024年4月25日木曜日

寒暖の差が激しいGW前の一日


ここ数日、寒い日が続いているけれど今日は夏日になるかもしれないとNHKでは報じている
結果的に夏日にはならなかったけれど23℃まで達した
幸子さんは相変わらず風邪が治らず悪い咳をしつつ仕事に行った

ここのところガイド養成7期にかかりっきりだけれど8期の募集要項の検討も大きなテーマだ
昨日も夜遅くまで素直ガイドの意見をききながら8期の要項を考えた
山岳会離れが進行して久しいが、一方で組織的な育成を受けていない登山者が全体の99%を占めているという統計結果が総務省から発表されている
一方で現在の都岳連ガイド養成は都岳連加盟山岳会の豊かな人材を全く生かし切れていないとも思う きっかけになったのは5期から始まった東京YCCメンバーのガイド資格活動だった
D家さんが働きかけてくれたのである

2024年4月23日火曜日

今日も印西クラック

我が家のギアラック
インドアクライマーは手に取ったこともない代物ばかりかも
極めつけは中央のカムフック アメリカでもヨセミテのマウンテンショップ以外では入手困難

幸子さんは風邪を引いて体調不良を押して職場に向かうのを見送った
朝食にはいつもの通りサラダ蕎麦を作った
それからコーヒーでも淹れようかと豆を探したが見つけられなかったので、インスタントコーヒーを飲んだ 昨年9月に石渡健君とヨセミテに行った時にマリポサのパイオニアマーケットで買ったやつだ
珈琲を飲みながら、NHK朝の連続ドラマを見た 今月から始まった「虎に翼」は抜群に面白い 主演の“伊藤沙莉”は「近所の焼き肉屋と親戚関係だとかで時々来ることがあるらしい」と幸子さんが言っていた

印西クラックに向かって9時に家を出た
どんよりした曇り空で肌寒い 時折小雨もパラついた
参加者がMさんだけだったので、外岩に必要な基礎技術無料講習会を実施

2024年4月21日日曜日

都岳連ガイド養成のロープレスキュー 三ツ峠


この土日はロープレスキュー技術の講習と評価を主な目的として三ツ峠で過ごしました

長期幕営縦走山行など「深い山登りの経験」を通して山の危険性を十分に承知していることがガイドとして必要な経験のベースになりますが、ロープレスキュー技術は「深い山登りの経験」とはあまり関連性がありません
従って「付け焼き刃」が通用する分野とも言えますが少々複雑な操作が必要なので、定期的な反覆練習が必要です

ガイド志願者の意識レベルは非常に高いものがあり、私たちと同じように青春時代のすべてを山に費やした人がほとんどです

2024年4月18日木曜日

印西市フリークライミング協会の練習会


連日のように都岳連の行事のフォローに追われ、就寝時刻が24時を越える日々が少なくない
昨夜もベッドに入ったのは午前2時だったので午前中は調子が悪かった
幸子さんを見送って朝食はいつもの通りサラダ蕎麦
ここ数週間にわたってガイド養成の指導用資料の作成を行っているけれど、検証が必要なものも少なくない そのような時には印西クラックで状態を再現しているのでほぼ毎日印西クラックで過ごしている
一方で岩崎たちと一緒に登る機会が週に一度ある
それが印西クラックで行われる印西市フリークライミング協会の練習会だ

2024年4月15日月曜日

中間支点の通過方法


土日のバリエーションスクール講習では様々なことを教えましたが、参加者の安全を確保するための最重要項目はビレイになります
広義ではフィックスロープもビレイに該当します すなわちアンカーに接続された状態をキープするということです
問題となるのは中間支点の設置形態ごとに異なる通過方法を参加者が十分に理解しておく必要があるということです
この理解がないと参加者の安全性を担保できません
都岳連バリエーションスクール2024では、フィックスロープ通過講習を実技1及び実技2として実施していますが、参加者の中には日程の都合で参加できない方もいます
そのような方は原則としてスクールを退会していただいています

2024年4月14日日曜日

講習で過ごした土日の印西クラックと売れ残りのタイブロック


素直ガイドと都岳連プロガイド養成委員会主催の一般登山者向けのバリエーションスクールの実技1と2をこの土日に印西クラックで実施しました

土曜日にギアの説明・・・例えば各種カラビナの設計目的などを詳細に説明したり、ロープとビレイディバイスの関連やロープ交換目安など
そしてロープの結び方各種 次いで懸垂下降手順の理解を経て実際の懸垂下降
日曜日も盛りだくさん フィックスロープにおける中間支点の通過とヴィアフェラータ、懸垂下降、A0クライミング

素直ガイドは自転車で通勤 往復40kmです

2024年4月11日木曜日

裏庭のコゴミに春を感じながら印西クラックに集合


会社員としての現役時代の「血で血を洗う」ようなレッドオーシャン
ただひたすら競合他社にインテリジェンスを武器にして勝ちたいがために月間残業時間200時間を超えるような寝食を忘れるような日々 上司から指示されたわけではありませんから全てサービス残業
当時の上司たちに「当時の賀来には“寄らば斬るぞ”というような近寄りがたいものがあったな」と笑われたことがあります 暖かく見守ってくれる素晴らしい上司に恵まれたものだと今でも感謝しています

そんな頃には比べるべくもありませんが、68歳の私にとって都岳連の委員長や理事という職務はそれなりにやりがいのあるものです
今日も各種計画のフォローをして日中を過ごしましていました
桜が開花し、満開になってそろそろ散り始めた今日、そろそろ裏庭のコゴミが季節になっているだろうということは数日前から気になっていました
それで重い腰をあげて裏庭へ行ってみました

2024年4月9日火曜日

動画撮影「ラペル(懸垂下降)時の結び目通過」


「ラペル(懸垂下降)時の結び目通過」は数種類のやり方があって、過去私も素直ガイドも幾種類か試してみたことがあります
とても幸せなことに私たちには印西クラックがあるので思い立ったらすぐに検証することができるのです

結び目通過は図で説明するには少々複雑で、ガイド養成にはわかりやすい動画が必要だと思っていました
YouTubeにもいくつか掲載されていますが、アブミを使うなどいずれもガイドが習得すべきレベルとしては不十分なものです
「持っているのは普段使いのギアだけ」という“現実的な課題”を“技術と熟練”で解決したい
例えばラペルの結び目通過ならHMS型カラビナ1枚と60cmダイニーマスリング2本で解決する これが都岳連ガイド養成のレスキュー分野での基本スタンスです

数日前にガイド養成メンバーへ送った手順書を素直ガイドに見せたところ
いわく「以前のやり方がベターだと思うけど・・・」
素直ガイドが言っているのは数年前に検証したバージョンでした
確かに再現してみると悪くない
「了解、じゃぁそれで行こう」

それで素直ガイドにモデルになってもらい印西クラックで撮影しました

複数回実演してもらって撮影完了
記憶容量は1ギガバイト

2024年4月7日日曜日

吉高の大桜


今日はクライミングを休んで、幸子さんとお花見に行きました
印西市内にある桜の名所 「小林牧場」と「吉高の大桜」
いずれも駐車場が近場にないのでそれぞれ徒歩20分から30分です
帰宅してしばらくすると素直ガイドが谷川岳から帰って来て、山の話で盛り上がりました

素晴らしかったのは「吉高の大桜」でした
いわゆる桜の下でお酒を呑むお花見の為の桜ではありません
印西市指定の天然記念物の山桜は山里の細い道をしばらくたどった古い村の中にあります
大きく枝を張り出した古木は樹齢数百年の時を見る人に語り掛けているように感じられます
周辺には駐車できる場所はありませんので、1.4kmほど離れた印旛中央公園の駐車場に車を停めて歩くことになります
この山桜の古木の価値を理解できる人にとっては徒歩による2.8kmの往復は十分に見返りのあるものとなるでしょう

一方で小林牧場はどうだったかというと

2024年4月6日土曜日

ガイド志願者のレスキュー自主錬をサポート


ガイドを志願するほどのクライマーなので、意識レベルが非常に高くて感心します
今日は彼らの自主練の場として印西クラックを開放しました

朝、5時に素直ガイドが仕事で谷川岳へ向かうのを見送ってからテレビを見ながらのんびりして朝食の準備に取り掛かりました
今日もサラダ蕎麦
9時半に印西クラックに入って準備をして10時開門と同時に参加者が入場してきました
それから17時まで

2024年4月4日木曜日

新しいザック「Patagonia Ascensionist Pack 55」


ブラックダイアモンド(BD)のザック「ストーン45」が機能的で使いやすいと思うが、だいぶ前にショルダーベルトが肩の付け根の部分で切れたことがある
ショルダーベルトが切れるというのは致命的だが個体の問題かと思っていたら交換したザックも切れはじめ、素直ガイドのBDのザック「スピード50」も切れかかっている いずれも45リットル~50リットルの中型ザックである
ガイドという仕事で使う道具なので、場合によっては遭難者をザック担架で搬送することもあるから軽さよりも丈夫さを優先することになる
縫製の製造・品質管理に問題があるのかもしれない

それで、40年前のカリマーを引っ張り出してきてしばらく使っていたが、いかんせん年代物でチェストストラップがないなど使いにくい
どうしたものかと思案していたが、素直ガイドが2年前に買ったザック「Patagonia Ascensionist Pack 55」が壊れることなく活躍している

2024年4月3日水曜日

レスキュー説明書作成作業 その2


昨日に引き続いて今日も朝から印西
いつも9時40分頃にビックホップの駐車場に入るけれど、毎日同じ場所に駐車している車があります
夕方になって帰る時にも止まっています
以前にも同じようなことがあって、いつだったか運転者が開門と同時にゲームセンターへ走って行って驚いたことがありましたが、今回の人も同じかも・・・

今日はラペルの結び目通過
これも多種多様なやり方がありますが、都岳連ガイドとしては最少のギアで対応することが求められます

2024年4月2日火曜日

ガイド養成マニュアル作成で印西クラック

120cm以上(実用上は180cm~240cm以上)のスリングが必要な
AGS-Jマニュアルのやり方

都岳連ガイド養成の資料作成の為に印西クラックで過ごしました
これは数日が必要で、今日が初日となります
今日はロワーダウンの結び目通過を行いました
AGS-Jで教えるレスキューはシャント・長いスリング・補助ロープなどが必要で現実的ではなく実践で本当に使えるのか?と思わざるを得ないものが少なくありません
60㎝のスリング2本でレスキューできる技術を都岳連認定ガイドのスタンダードとしたいというのが私の思いです

2024年4月1日月曜日

「ブギウギ」の思い出と庭の春


新年度が始まりました
一昨日から夏日を記録するような陽気になって、遅い開花かと思っていた花々が一斉に咲き始めました
8年前に定年退職してからNHK朝の連続テレビ小説を見るようになりました
前回は笠置しずこをモデルにした「ブギウギ」でした
私の感想ではこの作品の魅力はステージでした
主人公の歌とダンス、そしてバックで踊るダンサー、更にはブラスを中心としたオーケストラの迫力に魅了されました
笠置しずこが引退したのは1956年で私が一歳を迎えようとしているころでした
生前の母が言うには「当時は能天気な歌に共感を持てるような状況ではなかった」とのことでした