2015年10月12日月曜日

砂田60歳にしてこのクライミングとは恐れ入りました

息子のロープの結びを点検する砂田

砂田とは幼馴染で四街道小学校、四街道中学校、佐倉高校山岳部そして鹿山会登攀クラブと50年以上にわたって仔犬のようにじゃれあいながら過ごしてきた 岩崎とも同じように45年になる
いずれにしても女房よりも長い付き合いだ

その砂田が一昨日の印西で
「明日は仕事が休みなので錦糸町へ行きたいが、賀来は行ける?」
「ごめん、日曜日は家族で父の墓参りで錦糸町へは行けないんだ」
「そうか・・・明後日は仕事の都合がつけば錦糸町へ行けるけど、まだわからないな」
「そうか、行けるようだったら知らせてくれ」
そんな会話があった

それで昨夜、砂田から
「明日11時から15時までなら行ける」
との連絡があった
「契約ロッカーにロープをデポしてあるのでロープは持ってこなくていいよ」
と返信した


一方で妻は「明日は筑波山へいく」と言う
息子は明日は授業があるので夕方18時から錦糸町へ行くと言っている
私は朝から錦糸町
家族それぞれに過ごす体育の日
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そして10月12日体育の日をむかえた
5時半に妻が筑波山へと出発していった
息子に声をかけると授業は14時からなので午前中少しだけ錦糸町に立ち寄ってもいいとの返事
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10時半に錦糸町で待っていると11時に砂田、登場
ほぼ同時に息子も到着
そしてクライミング開始
砂田は次々とオンサイト、あるいはフラッシュしていく
一登目、薄かぶり右ラインの「黄×紺テープ5.10aオオツカ」 オンサイト
二登目、リード大前傾壁左ラインの「青直上5.10c」 登る人を見てしまったのでフラッシュ
三登目、同じく「赤四角5.11aおおいけ」 オンサイト
四登目、右ラインの「赤5.11b」 オンサイト 「これは簡単だ」とぬかしやがった
五登目、左ラインの「赤テープ5.11b/cおおいけ」 オンサイト
六登目、薄かぶり右ライン「緑直上5.10c」 オンサイト 「腕がはったー」などと言っている
七登目、大前傾壁右ライン「紫5.11c」 あわやオンサイトかと思ったが1テン トップアウト
八登目、同ルート 再トライ 最上部でフォール さすがに疲れたか?
九登目、薄かぶり右ライン「黒右5.11a」 1テン トップアウト 薄かぶりの5.11aのオンサイトトライで1テンはハッキリ言って驚異的
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15時に錦糸町をあとにして15時24分のエアポート成田で家路につき、船橋で砂田と別れた
砂田が降車した快速電車の中で思った
ひょっとして砂田は錦糸町のグレードは印西に比べて2ランク甘いといい始めるかもしれない
だが、そんなことはない 足が不自由な中で印西では5.10cまでしかRPしていないが錦糸町とさほどグレードのずれは感じない
砂田は先週も大阪の「グラビティなんば」で5.11aをオンサイトし、5.11c2本をそれぞれ二撃したというから、これが砂田の実力ということだ
印西の大前傾壁で「蛍の光」がなり始めるまで10本から15本を登り込む60歳の砂田
見習いたいものだ
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帰宅すると妻が筑波山からちょうど帰ってきたところだった
息子は授業のあとに錦糸町へ行って島田さんにお世話になっていることだろう
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明日は錦糸町休業日なので完全レストになる

砂田が総なめしていった各種ルートの一例


朝、四街道駅へとむかう道すがらに咲いていたコスモス

稲刈りの終わった田園地帯を筑波山山頂から望む 妻撮影