前夜、印西クラックから帰宅してあわただしくアイスギア類を車に放り込んで出発したのは18時10分でした
素直さんに運転してもらい私は助手席でお酒を飲ませていただき、ひとまず道の駅「こぶちざわ」に21時に到着 近くのコンビニで夕食のお弁当を買い求めテントを張って少し談笑してから就寝しました
そして5時半に起床
外は雨模様でテントのフライシートはびしょぬれです
ネットでの気象情報では大きな寒波に見舞われつつあると報じています
美濃戸口に着くころには雪に変わり、赤岳山荘の駐車場から歩き始めた時には本格的な降雪になりはじめました
しばらく歩いていると後ろから歩いてくる人が関崎さんだということに気が付きました
しばらくよもやま話をしながら歩きました
堰堤のところで関崎さんたちに先行してもらい、遅れて私たちも赤岳鉱泉に到着
天候は最悪で、風も強く気温も低く、もたもたしていると凍傷になりかねないような気象条件です
計画では裏同心ルンゼへ行く予定でしたが、大同心基部周辺の荒れ模様がすさまじい状態であろうことは容易に想像されます
裏同心沢の出合へ到着すると裏同心ルンゼへ向かうトレースがあります おそらく関崎さんのトレースでしょう 一方で硫黄岳方面へはトレースはありません
私たちは硫黄岳方面へと向かい、ジョウゴ沢へと入っていきました
まもなく貧相な結氷状態のF1を経て更に上流へと向かいF2に到着しました
時々ブリザード状態になり雪粒がヤッケのフードを叩きます
ジョウゴ沢F2は1982年に中村君や早野君たちと登って以来ではないかと思いますが記憶にありません
早速、素直さんのリードで登り、トップロープを張って、何回か登りました
ですが天候はますます悪化していきます
素直さんいわく
「こんな易しいアイスクライミングを寒い思いをしてわざわざ登る価値があるの?」
「お父さんもあまり意味がないと思う」と賛同し、撤収
一目散で下降し、赤岳鉱泉の中に入って昼食をとることにしました
素直さんは赤岳鉱泉の中に入るのは初めてだと言います
それはそうでしょう
大学山岳部で小屋を利用するということはあり得ないし、彼らの活動は北アルプスがメインで、八ヶ岳で登るにしてもBCは行者小屋周辺を選択しているからです
数日後の12月19日には都岳連の行事で素直さんと私は赤岳鉱泉に宿泊予定なので、素直さんはその時に赤岳鉱泉の館内を詳しく知ることができるでしょう
赤岳鉱泉の食堂で食べたのは醤油ラーメンと味噌ラーメン 800円でした
ぶ厚いチャーシューが入っていて体が温まりました
雪道をチェーンスパイクを履いていたので飛ばして歩くことができました
雪がたっぷり積もった道を赤岳鉱泉から1時間ほどで美濃戸まで下降し、赤岳山荘の駐車場で車に乗り込みました
ところが・・・今回の山行の本番はここからでした
朝、往路ではほとんど積雪がなかった林道は雪に覆われて、ブレーキを踏んでいてもタイヤが滑走する状態で、車体のコントロールができません 過去、何度も往復した林道だけれども、谷に車が転落する危険性をここまで感じたことはありませんでした
「怪我をするのは私一人で十分だから、降りなさい」と素直さんに告げて、彼には歩いてもらい、時速2km程度の速度でノロノロ運転
美濃戸口手前の最後の坂道へ至る柳川の河原に着いた時には本当にほっとしました
最後の上り坂は4WD+スタッドレスなので全く問題ありません
美濃戸口からはなるべく早く標高を下げた方が良いだろうと判断し、原村市街地まで下って、16時57分諏訪南ICで中央高速に入りました
帰宅は19時47分千葉北IC 20時少し前に帰宅することができました
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