夏山合宿を終えた幸子さんが面会に来た
とても満足そうな笑顔
天候に恵まれて本当に良かったなぁ
携帯電話で送ってきてくれた写真以外にも重量のあるPowerShotG9で撮影した画像が700枚
これを一枚一枚見ながら幸子さんの話を聞く
話を聞いてみて「そうだったのか・・・」と思うことがいくつかあった
その最たるものは三泊までは夜ほとんど寝つけなかったということだった
初日の横尾、二日目三日目のババ平とウトウトしただけで夜が明けた
つまり槍ヶ岳も、南岳もそのような睡眠不足の条件下で登っていたという
四日目以降はぐっすり眠ることができ疲れもすっかりとれたそうだ
「山へ入って高度を上げて寝付けないのは高度障害が原因である」と日本における高所登山研究の第一人者であり医師でもあった故原真氏は著書で述べている
そうかもしれない
「だから南岳の往復は辛かった」と幸子さんは言う
写真を見ながら聴く幸子さんの話しは面白く、2時間があっという間に過ぎ去った
話を一通り聞いてから私は幸子さんに次のようなことを勧めた
せっかくの楽しい思い出も、数年後には
「あぁそういえば、そんなこともあったけ 詳しいことは覚えてない」ということに必ずなる
記録に残しておけば5年後10年後に読み直した時に、この一週間のことが鮮明に蘇り、感動を再び味わうことができる
計画を立案する喜び、実行する喜びだけでは二つの喜びで終わってしまう
これに記録を読み直して再体験する喜びを加えることができれば、一度の登山が10回にでも20回にでも味わいなおすことができる
そして今回の山行で不足していた装備、なくても良かった装備、残った食糧、良かったこと、反省すべきことをきちんと整理すれば自己成長につなげることもできる
そういった意味で
“今回の山行を文章にして残して初めて夏山合宿は完成する”
幸子さんもうなずいてくれたから、近いうちに記録をつけてくれるだろう
さて、ここでは700枚の中から選んだ60枚をアルバムにし、その中でも特に印象深い数枚をここに掲示したい
槍見河原
上高地から歩くことおよそ4時間
横尾からでも1時間 一ノ俣の出合も近いここ槍見河原だが、小さな標識に気がつかなければ、知らずに通り過ぎてしまう
なぜならそれは木々の間からほんの少ししか見えないからだ
ババ平残照
槍沢の水場
こうして雪解け水を水筒に満たす
槍沢と槍ヶ岳
右上に殺生小屋が見え、近いようにも感じるが・・・
槍ヶ岳山頂から見下ろす北鎌尾根 独標
天狗池の逆さ槍
南岳から見る槍ヶ岳
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この写真をクリックするとオンラインアルバムが開きます
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さて、私の治療について
本日のリハビリでは入念なマッサージと右足の指のトレーニングのあと、PTB装具を装着して25分ほど歩行した 時速2kmから3km程度で歩いたので1kmは歩いたのではなかろうか
私が急激に歩行距離を伸ばそうとするので、骨に影響があるのではないかとの懸念もあったようだが、午後から行われたエックス線撮影でも骨折部に異常はなかった
したがって明日のリハビリ終了後からは日常的にPTB装具を装着して院内を歩行しても良いという許可が執刀医のドクターSRGさんからあった
ただし懸念も告げられた
アキレス腱付近の手術痕の回復が遅延しており皮膚の移植が必要になるかもしれないそうだ
そうなると退院時期が遅れるのではなかろうかと心配になってきた
本日の血圧116-77
午前中に談話室で実施 チューブ引き付けは100回から150回に変更しました
ガストン&サイドプル チューブ引き付けそれぞれ150回2セット
ハンドグリップ左右 50回3セット
リハビリ後16時に実施 ロックリングス3Dの位置を20cm高くしたところかなりキツクなった
ロックリングス3D引き付け50回6セット
レストムーブ左右3分づつ計6分
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