たった一人の夏山合宿計画書
昨夜、いつもの通り幸子さんが面会に来て、談話室で上田さんと宮崎さんが来てくれたことなどをしゃべっていたら
「私も来週は、山へ行きたいんだけど、長期間行っても、あんた大丈夫?」
「うん、俺は大丈夫だよ」
ということで幸子さんのたった一人の夏山合宿の準備をすることになった
まずは大まかな日程だが、期間は1週間6泊7日、混雑するお盆の時期は避けたいし、8月下旬では遅くなる。できればお盆前に完了したいところだ
場所は槍沢のババ平滞在を幸子さんは希望している
昨年、一昨年と土橋さんの捜索で幸子さんも長期間にわたって滞在したババ平には、昔から知っているような愛着すら感じているのだろう
次は交通手段だ
幸子さんが一人で行くのであれば、夜行バス「さわやか信州号」が上高地まで乗り入れてくれるので便利だ。はたして空席があるだろうかとネットで調べてみると、8月4日夜行便の予約が取れた
帰りの8月11日上高地発15時のバス「さわやか信州号」も予約できた
夏のハイシーズンだから数日後の予約がとれるとはラッキーだった
そして立案した6泊7日の夏山合宿の行動計画概要は次のようなものだ
8月5日の早朝5時30分に上高地到着だが、幕営装備と7日間の食糧燃料を担いだ幸子さんが初日にババ平へ入ることは無理なので、徳沢で一泊して二日目にババ平へ入る
ババ平には三泊して、槍沢から槍ヶ岳の往復と天狗池から南岳を往復したいという
ババ平撤収後はテントを徳沢へ移動
徳沢から蝶ヶ岳を往復して、徳沢でもう一泊
最終日は徳沢から上高地へ午前中に下山し、上高地アスペンホテルで入浴して帰郷する
ざっと、このような計画が1時間ほどで出来上がった
あとは、細かい装備表、食糧計画などをつくり、それに基づいて準備するということになる
出発は8月4日だから今日も含めて二日半しかないのであわただしい
一方で、息子は大学山岳部現役としての最後の夏山合宿
明日8月3日の夜行バスで剱岳へ入り、いつもの通り剱沢での定着合宿後、そのまま槍ヶ岳まで縦走して8月22日に帰ってくる
私一人がポツンと病室に取り残されるというわけだ
極道三昧に対する天罰だから仕方がない
気を取り直して前向きに行こう
今日は宮崎さんから頂戴したトレーニングチューブをどのように使ったら効果が出るのかを考えながらいくつか試してみた
リハビリ時のロックリングス3Dは上から下への引き付けの鍛錬が主体となるので、横方向の引き付けをトレーニングチューブでやってみた
具体的にはガストンとサイドプル
今日は日曜日でリハビリルームは使えない。病院の前庭の適当なポールにチューブをひっかける。ガストンとサイドプルをイメージしながら炎天下の野外で黙々とゴムチューブを引き続けるというのは、はっきり言って面白くない
それに比べてジムでのクライミングのなんと楽しいことよ
通勤途上に錦糸町のジムが存在し、毎晩のようにクライミングをしていた環境がいかに恵まれたものであったかを思い知らされる入院生活になった
本日の血圧113-72
ガストン&サイドプル チューブ引き付けそれぞれ20回5セット
ハンドグリップ左右 30回5セット
傷の治りは順調
来週水曜日にPTB装具が納品予定
翌日からでも装着許可が出てくれれば申し分ないのだが
昨日に続いて今日も猛暑だった
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