2018年9月13日木曜日

「稀勢の里」の5連勝と懸垂下降の練習


今朝は涼しかった
自宅から四街道駅までの1.5kmも気分よく歩くことができたし、JR幕張駅からオフィスまでの2kmも同様だった
ところが仕事が終わって15時半にオフィスから外へ出てみるとベトベトした湿った生暖かい風が吹いていた
不快だったけれど、8月の猛暑に比べれれば遥かにマシだと思ってJR幕張駅まで歩いた
私にとって自宅からオフィスまでの往復7kmの歩行は通勤ではなく運動という位置づけなのである
そう考えると通勤も意味のある時間と言えるかも
しかも電車の中で見つけた5mmのエッジで指トレーニングをしているのでなおさらである
ただし他の乗客とのポジション争いがかなり激しく毎朝苦慮している
このような私と同じように苦労している通勤クライマーも少なくないのではあるまいか

さて、17時に帰宅すると幸子さんがすでに帰宅していて今夜の印西クライミングに備えて夕食の準備をしていた
17時半には夕食の準備がととのい美味しくいただいた
食後、すぐにでも出発できたが、事情があって出発できない
その理由とは大相撲秋場所の「稀勢の里」の取り組みを待ったのである
「稀勢の里」の5連勝を見とどけてから自宅を出発した

今夜は一部のメンバーに懸垂下降の練習をしてもらいたいと考えていた
地上で段取りを説明してから、砂田と幸子さんにサポートしてもらい実際にやってもらった
印西の壁にはテラスはないのでハンギング状態からの空中懸垂という初心者にとっては極めて難度の高い条件での練習となった
最初は戸惑っていた参加者もやがて動作の意図を理解したようだ
この懸垂下降が問題なくできるようになれば、懸垂下降技術の初心者としては卒業ということになると思う

以下、写真と共に概要を解説してみたい


通常のクライミングと同じようにリードしながら登る

いつもと同じように終了点にクリップ
終了点の1m左側にはあらかじめ懸垂下降用のロープがセットしてある

懸垂支点に移動しセルビレイを2本施す
1本目はハンギング状態で両手を離すことができるようにするためにクイックドローでセルフビレイを施し、これに全体重をかける
これにより両手が自由になる
もちろん別途ロワーダウンと同じようにビレイされているので安全な環境下でのトレーニングになる
この時点で両手が自由になるので、改めて二本目のセルフビレイ用のランヤード(PASやコネクトアジャストなど)をアンカーに施した上で懸垂下降器をセットする
セットが完了したらメインロープを手繰り寄せて懸垂下降器をなるべく上部に引き上げる
そして上部に引き上げた下降器に加重していく
メインロープへの完全な加重を確認してから2本のセルフビレイを解除し下降に移る

概ね習得が確認できたので一安心

ハンギング状態からの懸垂下降は国内で経験することはほとんどないが、エルキャピタンなどでは荷上げ作業に伴って再三繰り返される

今夜は懸垂下降のトレーニングに終始したのでほとんど登れなかった
明日は印西の個人利用が可能なので幸子さんと行きたいと思う

幸子さん、パーフェクトです
では来週の一ノ倉沢、頑張りましょう