2024年1月13日土曜日

トリプルヘッダーの一日

大前傾壁のルーフ部分でホールドをキャッチした瞬間の幸子さん64歳

三日前のリハビリ目的の筑波山(つくし湖~薬王院~男体山)で腫れあがった右くるぶしの痛みも和らいだので、今日も幸子さんを誘って筑波山へ行こうと準備をしていた

そうしたところ昨夜、素直ガイドが「風邪をひいたので明日のガイドの仕事を交替してくれないか?」と言ってきた
相当調子が悪いようだ
今日は素直ガイドの企画で印西クラックにおいて「クライミング基礎講習」が予定されていた

喜んで引き受けることにして、期待されている講習内容について素直ガイドから詳しくヒアリングして準備を進めた カリキュラムを決め25ページのマニュアルを用意した
講習では、その場では理解したつもりでも翌日には詳細については忘れがちになる そのような時にマニュアルがあると復習することができるので、私たちの基礎講習会ではマニュアル提供を準備している

10時に印西クラックに入り、10時30分から講習開始
途中昼休みとして1時間の休憩をとったが16時30分までびっしり実施した
主な実施内容は素直ガイド考案の「クライミング技術体系」の中の「防御技術」のビレイ項目を中心に行った 対象概要は次の通り

・ビレイの手順と理屈
V字リスクの理解とS字ホームポジションのトレーニング方法
・リードのビレイにおける各種リスクの対策法
グラウンドフォール・衝突・ロープバーン
リードクライマー自身が行うリスク対応
・トップロープのビレイ
トップロープ支点設置の考慮点 
グリグリの正しい操作法トレーニング
・フォロワーのビレイ
ムンターの仮固定
ビレイディバイスの仮固定と開放
・ビレイ用マスターポイントの設置
支点強度を考慮した分散角度の調整
・ビレイステーションにおける落下係数
・マルチピッチクライミングの総合シミレーション
ビレイステーションにおけるロープの振分け法
トップとフォロワーのセルフビレイ方法が相違している理屈の理解

16時30分に「クライミング基礎講習」を終了し、参加者を千葉ニュータウン中央駅まで送り、冷たい雨の中を印西市立体育館の大前傾壁へと向かう
今日は17時30分から印西市役所主催のクライミング教室があるからだ

体育館の駐車場に到着するとすでに幸子さんのマーチ号が停まっていた
その隣にアウトランダー号を停めて外に出た 体育館の玄関までの歩道では小雨が降っており、震え上がるほどの寒さだった
体育館のアリーナで岩崎、幸子さんと合流
いつもの通り1時間半近くに渡ってトップロープのビレイを行った
このクライミング教室がきっかけでルートクライミングを修得した子供たちが少なからずいる
18時過ぎに体育館の窓から街灯に照らされて雪が激しく降っているのが見えた

19時にクライミング教室が終わり、いよいよ本日最後のスケジュール大前傾壁でのお楽しみクライミングである
クライミング教室のスタッフは体育館の閉館時刻の21時まで自由に登ることが許されているので、これが楽しみでクライミング教室を手伝っているといっても過言ではないかもしれない
今日は岩崎がおなかの調子が悪いとのことですぐに帰宅してしまい、それ以外のメンバーも多くが帰宅 Y口さんやS賀さんのお孫さんたちと1時間半ほど登って家路についた
体育館の外へ出てみるとうっすらと雪が積もり、縮みあがるような寒さだった 市道や県道では路面凍結箇所がいくつか見受けられ慎重に運転しながら帰宅した



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